共働きで家事負担約95%でも育児には手を抜かない!泣く子を置いて働くことに疑問を抱いた妻が仕事にやりがいを感じられるまで。【イマドキ夫婦十人十色】
Sさん(36歳・会社員)
【夫婦データ】 □夫:会社員・36歳 □出会い:会社の先輩後輩 □交際期間:1年 □入籍:2013年(Sさん28歳、夫29歳) 妻の家事負担約95%!時短のために取り入れていることとは?
プロポーズの言葉は「俺の汚れたパンツ、洗ってみるか?」
Sさんと夫は会社の先輩と後輩の関係。入社して数年間は、同僚数人で飲みに行く友だちでしたが、無口で余計なことを言わず、人の話をニコニコして聞いている彼に惹かれ始め、Sさんから猛アタックを開始。そして、ついに結婚を前提に交際がスタートした。 結婚前提で付き合い始めたものの、1年経っても夫からのプロポーズはなし。業を煮やしたSさんが、「結婚するの!?しないの!?」と迫った数日後に、うどん屋さんの開店を待つ車内でプロポーズされた。その言葉は、「俺の汚れたパンツ、洗ってみるか?」だったそう。 「私が母から聞いた“結婚とは、旦那さんの汚れたパンツでも平気で洗えること”という話を夫に伝えたら、それを覚えていて、プロポーズの言葉に選んだようです。彼は極端な恥ずかしがり屋さんのうえ、雰囲気を作るのが苦手な人なので、それが渾身の一言だったようです。真冬なのに、汗をかいていた記憶があります(笑)」
一人で決めて夫へは事後報告。“脅し婚”から始まった結婚生活はカカア天下に。
そんな二人の結婚を、周りは“脅し婚”と揶揄することも。結婚して二人の子宝に恵まれた今は、見事にカカア天下になった。子どもの習い事も、旅行のプランも、家を建てることさえもSさんが一人で決め、夫には事後報告。強いこだわりのあるSさんに対し、いい意味でこだわりや物事に興味のない夫は、妻の決めたことに反対することもない。ただ、今まで相談する機会を設けてこなかったことを、Sさんが少し反省している部分もある。 「子どものことは毎日報告しているものの、子どものことで悩んだときも、一人で調べて子どもとだけ話をして解決してしまったことがありました。今振り返ればちょっと違っていたかなと思うことも……。今後は父親の存在感を強くするためにも、夫との話し合いをすべきかもしれないと思っています」
家事と育児を一手に担う、まさに女ボス!
男の子を2歳差で出産したSさんは育休を連続して取得。4年以上のブランクを経て仕事に復帰し、現在は時短で勤務している。夫は仕事が忙しく、帰宅はだいたい21時ごろ。そのため、家事と育児の約95%をSさんが担当している。時短勤務とはいえ、この家事量ではキツイはず……。