『シェンムーIII』における重要なロケーションが実在していた!?
『シェンムーIII』における重要なロケーションが実在していた!?
『シェンムーIII』には「花橋」という橋が登場する。この橋はゲームのストーリーにおいて重要な役割を担っており、最初に訪れる白鹿村の入口付近にある。『シェンムーIII』が2019年11月19日に発売してから1年3カ月。筆者は今になって、この橋の元になったと思われる、桂林市に実在する「花橋」があることに気づいた。 「シェンムーIII」画像・動画ギャラリー 「シェンムー」シリーズは実在するロケーションが多数登場することで知られており、過去作には横須賀のドブ板通りや香港の文武廟などが出てくる。しかし、白鹿村が架空の舞台であるからか、「花橋」も実在したロケーションから着想を得ているらしいことに――筆者の知る限りでは――今まで気づいたファンはいなかった。 桂林市の花橋は七星公園という有名な公園にある。長さは違うが、木の東屋があることや橋の下が半円状アーチになっているあたりは一致している。 形状が似ているだけでなく、設定にも共通点がある。ゲームの花橋は「昔からある」ことがポイントとなっているが、実在する方の花橋は桂林市の最も古い橋だと言う。さらに、七星公園の園内マップを見ると、橋のかかっている位置や川の形もかなり近いことがわかるだろう。公園名の「七星」も「シェンムー」において重要な意味を持つワードだ。 『シェンムーIII』で実在する名所が現実世界と違う場所に配置されている例は他にもある。例えば、桂林市のランドマークとして有名な象鼻山は架空の街である鳥舞に「穴通し岩」という名前で登場している。 これで聖地巡りのできるスポットがひとつ増えたわけだが、残念ながらコロナが収束するまで行くことは難しいだろう。 『シェンムーIII』についてもっと詳しく知りたい人はレビューも読もう。 クラベ・エスラはIGN JAPANの編集スタッフ。自身がかつて花橋の上を歩いたことに気が付いたとき、心が震えた。
クラベ・エスラ