台湾の輸出用パイン 昨年は63%が日本に出荷=財政部
(台北中央社)財政部(財務省)統計処は17日、果物の輸出入に関する統計を発表し、2021年に台湾で生産された輸出用パイナップルのうち、63.2%が日本に出荷されたことが分かった。 同部によると、輸出用パイナップルは20年には中国に約9割が出荷されていたが、21年3月に同国への輸出が禁止されたのを受け、日本の割合が高まった。香港への輸出も22.1%に増加した。 また同年の輸出用果物のうち、マンゴーは香港や日本、韓国などにそれぞれおよそ2~3割が、バナナは日本に99.7%が出荷されたという。 輸出金額でみると、バンレイシ(釈迦頭)は前年比16%増の約5180万米ドル(約62億円)、ブンタン(文旦)は同42.6%増の約1000万ドル(約12億円)となり、いずれも過去最高を記録した。 (張璦/編集:齊藤啓介)