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MMA引退の赤林檎、女子プロボクシングで「世界を目指す、甘くないのは承知」

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イーファイト

 7月23日(水)に開催された女子総合格闘技(MMA)イベント『DEEP JEWELS 29』のメインイベントでDEEP JEWELS ストロー級暫定王者戦が行われ、本野美樹(26=AACC)がテイクダウンからのパウンドで赤林檎(25=フリー)に1R4分23秒のTKO勝利、本野が新王座に就いた。  【フォト】適正階級のストロー級に減量し、見事な仕上がりの腕を披露する赤林檎  破れた赤林檎は、翌日SNSで感謝の言葉を述べつつ「とても清々しい気持ちです。⁣MMAに忘れ物をしてる気がしてやってきたけど、やっと最後に行くと決めてきたボクシングに行こうと思います。⁣めいいっぱい自分の大好きな打撃だけやります!⁣」とMMA引退を宣言、ボクシングに転向すると発表していた。  この赤林檎に、編集部はこの先について取材した。  これから目指すボクシングとは「プロの予定です」と言う赤林檎。学生時代は日本拳法で戦績を上げたのは知られているが、実は以前、五輪を目指しボクシングを練習していたことがあるのだと言う。赤林檎によると「以前私はWARDOG(関西の格闘技団体)で試合をしていましたが、一度総合格闘技を辞めました。アマチュアでオリンピックを目指すため、ボクシング漬けでした。しかし、全国大会の予選の前日、過去に出てた総合格闘技がプロ行為だと言われて、アマチュアボクシング協会から除名されました」と試合に出場することが出来なかったのだという。    アマチュアボクシングを統括する日本ボクシング連盟は、19年5月に新しい競技者登録条件を発表。現在はプロ格闘技を含め、他競技でプロスポーツ式ビジネスに参加した選手もボクシングでオリンピックを目指すことが可能となったが、赤林檎が目指していた17年当時はプロボクシングやプロ格闘技を問わず、プロスポーツ経験者は出ることが出来なかった。  続けて「目標を失い途方に暮れてる中、DEEP JEWELSに電話をしたら、渡辺(華奈)選手との試合を組んでもらい今に至ります」とDEEP JEWELS参戦経緯を語る。「まだ総合にやり残したことがあった気がしたので、もう一度総合ができることにワクワクしてる自分もいました。目標を失って途方に暮れていた私を拾ってくれたJEWELSには感謝しています」と延べつつ「プロボクシングは最後に行きたかった」とMMAにけじめをつけ、以前からの目標に向かいたいとする。  プロボクシングでの目標は「甘くない世界なのは分かっていますが、世界も欲しいし価値あるベルトが欲しいです」と意気込む。「日本拳法だけしか知らなかった私を総合のリングにあげてくれたWARDOGや当時のジムの会長、そしてDEEP JEWELSに私ができる1番の恩返しは、その団体出身として戦いの場で輝くことだと思います」とMMAを背負ってプロボクシングのリングに殴り込む。  以前大阪帝拳ジムなどで少し練習していたというが、現在は「女子に力を入れているジムがわからないので、今は探している状態です」と夢を叶えるためのベストなジムを探している。  JEWELSのストロー級は-52.2kgだが、日本女子プロボクシングで王座のある階級ではバンタム級(118ポンド/53.52kg)が近く、本人もバンタム級を目指すという。同階級では女子東洋太平洋&日本女子バンタム級王者として、奥田朋子(37=ミツキ)が王座に就いている。 「組まれたりタックルされることも無く、自分の好きなパンチだけで殴り合いができることに、今からもうドキドキが止まらないです」と嬉しそうに語る赤林檎。新たな夢の階段を駆け上ることが出来るか。  ♢赤林檎…1994年10月27日 大阪出身。身長168cm。高校1年生から日本拳法を始め、西日本学生選手権で準優勝、白虎会優勝大会で優勝などの実績を持ち、キックボクシングの試合もしている打撃系ファイター。2018年8月のDEEPで渡辺華奈と対戦して最後は敗れたものの、序盤に打撃でピンチに追い込んだ。その後、DEEP JEWELSで3連勝。昨年9月大会では杉山しずかに一本負けも、12月には韓国ファイターとの激しい打撃戦を制して勝利。7月23日にDEEP JEWELS暫定王座戦に挑んだが敗退。試合翌日にSNSにてMMA引退宣言し、プロボクサーを目指す。

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