大河ドラマ『光る君へ』で大人気…“演技派”タレント猫はオフの日もかわいすぎる!
俊敏性が生かされた名演技が大きな話題に
ストーリーのカギとなる演出に絡み、最もバズった第7回「おかしきことこそ」では、雨の中に飛び出す俊敏性を生かした演技が光っていたが、安否がわからないままだったので、小麻呂ファンは不安な1週間を過ごすこととなった。 しかし、翌週の第8回は小麻呂が倫子の元で愛らしくくつろいでいるシーンから始まり、SNSには「速報・小麻呂無事!」と安堵する投稿が相次いだ。 「猫は基本的に濡れるのを嫌がる子が多いのですが、ニモは雨の演出もさほど気にせず頑張ってくれました。 うちでは演技のトレーニングというよりも、猫の気持ちを乗せてあげることや、撮影後にいかにストレスを発散させてあげられるかに重点を置いてお世話をしています。僕たち人間も仕事のストレスを飲みにいったり、運動したりすることで発散しますよね」
演技の向き不向きは猫種や性格にも左右される
「また、日常の習慣として僕たちトレーナー以外の人にも触ってもらったり、いろんな場所に連れていったりすることで、慣れるというか『自分はこういう世界に生きているんだな』と理解してもらうことで、大勢の人や大型機材があるような撮影環境でも萎縮することなくこちらの指示に応えてくれるようになるんです」 演技ができるか否かはもちろんトレーニングや慣れ次第の部分はあるものの、猫種や性格にも大きく左右されるそう。 「ニモもそうですが、撮影に強いのは比較的おっとりしている和猫だと思います。猫種でいうとロシアンブルーやアビシニアンは神経質な子が多い傾向にありますし、白猫は総じてシャイな性格の子が多い印象ですね」
猫たちはどんな経緯でプロダクションへ?
これまでにも、映画『ねこあつめの家』やドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』、日産デイズの特設Webサイト『にゃっさんデイズ』などに出演してきたニモだが、そもそもタレント猫たちはどんな経緯でプロダクションに在籍することになるのだろうか? 「動物プロダクションというのはとてもニッチで、専門にしているのはうちともう一社くらいしかありません。あとはペットショップが母体で、読者モデルのように一般の方のペットを登録制で管理しているのが一般的です。 ニモは僕が引き継いだ時点ですでにいた子なので詳細な経緯はわかりませんが、ブリーダーさんの元で生まれ、子猫のときからうちにいます。他の子たちもブリーダーさんや獣医からの紹介、保護猫などさまざまなバックグラウンドがありますが、基本的には知り合いを通してスカウトしています」