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露で改憲国民投票 賛成多数で成立見通し プーチン氏投票呼びかけ

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産経新聞

 【モスクワ=小野田雄一】ロシア各地の都市で1日、プーチン大統領の5選出馬を可能にする憲法改正の是非を問う国民投票が始まった。各都市では現地時間午後8時に投票が締め切られ、即日開票される。露政府系機関の出口調査では7割以上の有権者が賛成票を投じたとの結果が出ており、投票者の過半数の賛成を条件とする改憲の成立は確実な情勢だ。国民投票は日本時間2日未明にも大勢が判明する見通し。  露中央選管によると、期日前投票の始まった6月25日から30日までに、有権者の約55%(5千万人以上)が投票。今回の国民投票では、これまでの選挙では試験段階にとどまっていた電子投票がモスクワなど一部地域で正式実施された。  プーチン氏は30日、国営テレビを通じて国民向けに演説し、「改憲は国民の承認と支持に応じてのみ成立する。国家の主権は、われわれの責任、心からの愛国感情、歴史・文化・母語・伝統への敬意、先人の偉業への記憶に支えられている」と指摘。改憲はより良い国家づくりのために不可欠だと強調した。  新憲法は、プーチン氏の過去の任期数を帳消しにして2024年の大統領選出馬に道を開く規定のほか、大統領と議会の権限変更、ロシアの伝統的価値観の重視などが盛り込まれた。プーチン政権は改憲の正当性を示すために高い投票率と賛成率での改憲実現を目指しており、投開票前日のメッセージもそうした思惑に基づくものとみられる。

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