ニホンザル3群れを壊滅 岡山県真庭市、人家への加害レベル高く集中捕獲
12月定例岡山県真庭市議会は9日、一般質問を続行。太田昇市長は、有害獣のニホンザルに関する市独自の対策として、市内に生息する16群れのうち、人家に近寄るなど加害レベルの高い3群れの集中捕獲を実施したことを明らかにした。計246匹を駆除し、群れの壊滅につなげたという。 有害鳥獣対策を問われ、太田市長はニホンザルを2022~23年度にかけて真賀地区70匹、福谷地区75匹、別所と井尾地区にまたがる101匹捕獲したと説明。「分散してしまわないよう集中的にすることが重要。現在も勝山と湯原地域での集中捕獲に取り組んでいる」と述べた。 市農業振興課によると、群れは30~100匹で行動しているとみられる。集中捕獲ではGPS(衛星利用測位システム)を付けて放した個体の行動を調べた上で出没場所にわなを仕掛け、一斉捕獲したという。