花咲徳栄 プロ注目の金子 常葉大菊川相手に7安打4失点13Kで完投勝利
「練習試合、花咲徳栄6-4常葉大菊川」(26日、慶大グラウンド) 花咲徳栄が常葉大菊川を下した。先発したプロ注目の金子翔柾投手(3年)が完投し、7安打4失点、13奪三振と好投。二回には、高校初となる先制ソロを放つなど投打で躍動した。 炎天下で腕を振り続けた。金子は初回、三者凡退と安定した立ち上がり。四回までは無失点に抑えた。1-1の同点で迎えた六回には、連打と暴投で3失点。だが、七回以降は立て直して何度も三振を奪うなど、修正力の高さを見せた。 この日の自身の投球に「1回から9回を通して自分のベストな状態で投げられたので良かった」と評価。ただ、「場面に応じて投げなきゃいけないボールを理解できていなくて失点につながった。そこを改善したい」と反省点も挙げた。高校初となった本塁打には「打てて良かった」と喜んだ。 夏の甲子園をかけた埼玉大会では、11日に武蔵越生と初戦を迎える。最後の夏に向け金子は「エースとして、周りの選手たちも信じながらも自分の投球をするだけ。自分が全部抑えてやるという気持ちで絶対勝ちたい」と優勝を誓った。