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在宅勤務で「熱中症リスク」増加も。本格的な夏到来に要注意

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BUSINESS INSIDER JAPAN

8月になり関東甲信越地方でもやっと梅雨が明けて、夏の強い日差しが射し込むようになってきた。 【全画像をみる】在宅勤務で「熱中症リスク」増加も。本格的な夏到来に要注意 これからの季節、新型コロナウイルスの感染対策とともに気をつけなければいけないのが「熱中症」だ。 外出などを控える感染対策としての新しい生活様式での暮らしでは、一見すると熱中症リスクは低そうだ。しかし、外に出ないことでかえってリスクが高まる側面もある。 日本気象協会で「熱中症ゼロへ」プロジェクトのリーダーを務める曽根美幸さんと、帝京大学医学部で救急・集中医療を専門とする三宅康史教授に、新しい生活様式ならではの熱中症リスクについて話を聞いた。 (※本記事は、2020年6月2日に掲載した熱中症の記事を元に、追記・アップデートして再掲しています)

熱中症になるとどうなる?

私たちの体の奥深くの温度は、さまざまな仕組みによって37℃程度に維持されている。 例えば、体温が上がれば自然と汗をかくが、この汗が蒸発したときに熱が奪われ、体温が下がる。 また、暑くなると皮膚の近くにある毛細血管が広がる。皮膚の近くの血管に運ばれてきた熱い血液は、外気で冷やされ体の奥深くへと戻っていく。これも体温を下げることにつながる。 汗をかいたり、毛細血管を拡張させたりするのは、自律神経の働きによるものだ。 しかし、気温が高すぎると、皮膚の近くにある毛細血管を介して熱を体の外に逃しにくくなる。さらに、湿度が高く風も弱いと、汗が蒸発しにくくなるので、体に熱が留まりやすくなってしまう。 また、暑さから汗をたくさんかくと、体から水分や塩分などが失われ、脱水状態になってしまう。脱水状態になると血液の量も減るため、血のめぐりを利用した体温調整の効率も落ちてしまう。 加えて、血液の量が減ると、脳や肝臓などさまざまな器官に血液が十分に行き渡らなくなるため、意識を失うなどの機能障害が起きたりすることもある。塩分濃度の低下は、筋肉のけいれんも引き起こす。いわゆるこむら返りだ。 こういった一連の症状があらわれるのが、熱中症である。

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