【株主優待】家計の助けに!ペットボトル1箱、ドンキで使えるmajicaなど、食費節約できる優待がある銘柄5選
「株主優待」をうまく活用すれば、物価高の食費節約に役立てられる……。12月の株主優待には、ペットボトル飲料が箱で届くものや、ディスカウントストアで使える電子マネーもあります。この記事では、12月に株主優待の権利が確定する銘柄のなかから、食費が助かる銘柄を選んでご紹介します。※株価は11月27日終値 【写真】実際にもらったコカ・コーラの優待 * * * * * * * ◆12月に権利確定の株主優待、食費節約ができる銘柄は? ペットボトル飲料、電子マネーにチャージできるポイント、そして“たまには自炊の手抜き”として外食店で使える株主優待券など、12月に権利を迎える「株主優待」の中で、食費節約ができそうな5銘柄を紹介します。 まず、北海道コカ・コーラボトリング(2573※)(株価2,854円、最低投資額28万5,400円)の株主優待は食費節約には外せません。なぜかというと、年2回、ペットボトル24本分が箱で届く銘柄だからです。 ※証券コード…証券取引所に上場する企業に割り振られる識別コードです。従来は数字のみの4桁で構成されていましたが、2024年1月以降に新規上場した企業には、数字だけでなく英文字も入ったコードが設定されるようになっています。 100株では、自社商品の詰合せか、好きな商品1ケースか、どちらかをカタログの中から選べます。好きな商品1ケースの場合、缶コーヒーであれば30缶、コカ・コーラペットボトルやお茶であれば24本が“ダンボール箱で”届きます。 2024年6月実績では、北海道限定商品の「い・ろ・は・す」のハスカップフレーバーのほか、「ジョージア エメラルドマウンテンブレンドカフェオレ」、そして定番人気の「コカ・コーラゼロ」や「綾鷹」もありました。 ペットボトルを「買う」のではなくて「株主優待」でもらうという発想で、この株主優待があれば、ペットボトルでは年間2ケース分48本分のドリンク代を節約できます。 そして、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(7532)(株価3,758円、最低投資額37万5,800円)の株主優待は、電子マネーの「majica(マジカ)」です。100株で、スマホ決済できる「majica(マジカ)」が2,000円分(年4,000円分)もらえます。 この「majica(マジカ)」はドン・キホーテのほか、スーパーマーケットのピアゴ、アピタでのお買い物の決済時に使えます。最近ではスーパーマーケット型のドン・キホーテも増え、野菜やくだものなどの食品も「majica(マジカ)」で買える店舗が多いようです。 実はパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスの営業利益は1,402億円(前年度比33.2%増)と過去最高益を達成しています。今後の成長も期待したいところです。 ヤマハ発動機(7272)(株価1,303円、最低投資額13万300円)の株主優待は、ポイント制度の株主優待です。2023年12月末に株式分割を行い、分割後の100株保有でも株主優待がもらえるようになりました。100株だと3年未満1,000ポイント、3年以上2,000ポイント。300株以上だと、3年未満2,000ポイント、3年以上3,000ポイント。 過去の実績では、「三ヶ日みかんサイダー」や「月寒あんぱん」とポイント交換ができました。筆者は、前年度に、静岡県にある「さわやか」のギフトカードをポイントで選びました。このギフトカードは有効期限がないので、貯めておいて旅行先で外食したいと考えています。 「いしがまやハンバーグ」、「VEGEGO」、「とん久」などの外食チェーン店を運営するきちりホールディングス(3082)(株価898円、最低投資額8万9,800円)の株主優待は、100株で1,500円分の金券(年3,000円分)。500株なら6枚9,000円分がもらえ、1年以上継続で1枚1,500円分が追加でもらえるので、長期保有特典も含めると、半年1万500円、年間2万1,000円分がもらえます。 なぜ紹介するかというと、節約をしていても「たまには外食したい」と思うもので、そんな時に使える株主優待は助かるからです。都内だけでなく地方にもお店があるので、利用できるお店がないか調べてみましょう。 また、知名度はそこまで高くないけれど活用できる銘柄も紹介しておきます。デジタルマーケティング事業を行う企業のCARTA HOLDINGS(3688)(株価1,476円、最低投資額14万7,600円)の株主優待も、実は食費に役立ちます。 株主優待はデジコで使えるギフトコードで、100株では、3年未満1,000円分、3年以上1,500円分がもらえます。権利月は12月のほか6月もあるので、長期では年間3,000円分。「デジコで使えるギフトコード」と聞くと、知らない人からすると使いみちがあるのか不安に思われるかもしれませんが、“ほぼ現金”として使えると思っています。 どうするのかというと、筆者は、前回、デジコで使えるギフトコードをPeXポイントギフトに変えて、dポイントを選びました。ちょうどdポイントに交換すると10%増量するキャンペーンがあり1,000円分が1,100円分になりました。3年以上保有で1,500円分になり、同じキャンペーンが実施されれば1,650円分と交換できるわけです。 dポイントは、電子コード決済d払いの「dポイント利用」で、コンビニエンスストアやドラッグストアなどで1ポイント1円として使えます。そのうえ、マネックス証券では投資信託が買えるなど、お買い物以外にもさまざまな使いみちがあります。筆者はdポイントに換えましたが、PayPayマネーライトなど他のポイントにも交換できます。