阪神JFを制したアルマヴェローチェ＝京都競馬場（撮影・安部光翁）

12月8日の京都11Rで行われた第76回阪神ジュベナイルフィリーズ（2歳オープン、牝馬、GＩ、芝・外1600メートル、馬齢、18頭立て、1着賞金＝6500万円）は、岩田望来騎手の5番人気アルマヴェローチェ（栗東・上村洋行厩舎）が中団馬群追走から直線で外に持ち出されると、抜群の伸び脚を見せて鮮やかに差し切りV。札幌2歳S2着からのステップで2歳女王に輝いた。デビュー6年目の岩田望来騎手は61度目の挑戦で待望のJRA・GＩ初制覇。タイムは1分33秒4（良）。 1馬身1／4差の2着にはビップデイジー（8番人気）、さらに1馬身3／4差遅れた3着にテリオスララ（7番人気）が入り、1番人気のブラウンラチェットは道中やや折り合いを欠き直線伸びず16着に敗れた。 阪神JFを勝ったアルマヴェローチェは、父ハービンジャー、母ラクアミ、母の父ダイワメジャーという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は大野照旺氏。通算成績は3戦2勝。重賞は初勝利。上村洋行調教師、岩田望来騎手ともに阪神JFは初勝利。