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ソニー、「売り切り」からの脱却-半導体でもサービスと一体販売へ

配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): ソニーはカメラに使われるイメージセンサーなどの半導体製品をソフトウェアやサービスと一体的に販売し、売り切り型からの脱却を図る。ゲームや音楽事業で先行してきた継続的に収益を得られるリカーリングという手法の導入を進める。

ソニーセミコンダクタソリューションズの染宮秀樹システムソリューション事業部長はインタビューで、顧客にセンサーなどの利用例を示すと同時に「実現するためのツールや環境も提供し、それをビジネスにする」と説明。実際の収益化はライセンス契約も考えられると述べた。

5月に発表した人工知能(AI)搭載センサーや、被写体との距離を測定するToFセンサー、工場の製造工程で使われる偏光センサーなどで取り組みを強化する。

半導体事業は2020年3月期の営業利益がゲーム事業に次ぐ規模に成長したが、顧客の需要に応じて収益が左右されるほか、常に競争にさらされる構造となっていた。ソフトウェアやサービスと一体的に販売すれば安定的な収益が見込め、顧客が他社に乗り換えることを防ぐことも可能になる。

ゲーム事業では定額有料サービス「PSプラス」の会員数が1年前から14%増の4150万人(3月末時点)に拡大。音楽事業でも収益モデルの転換を進めてきた。

染宮氏は米JPモルガン・チェースやメリルリンチ日本証券出身で買収・合併(M&A)業務に携わり、15年にソニーに入社した。リカーリングの強化に必要な人材や技術を確保するため他社との提携を模索するほか、「完全に取り込んだ方がよければ買収に発展するかもしれない」と話した。

(c)2020 Bloomberg L.P.

Yuki Furukawa, Takashi Mochizuki

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