「飲食は5人未満で」GoTo食事券発券スタート
新型コロナウイルスの感染拡大で売り上げが減少した飲食店を支援する国の「Go To イート プレミアム付き食事券事業」が17日、沖縄県内で始まった。購入金額の25%分を上乗せして飲食券を発行する仕組みで、コロナにより落ち込む飲食需要の回復が期待される。一方、県内の新規感染者数は再び増加し「第3波」が懸念されるため、飲食業組合は感染予防対策の徹底を各店舗に求めている。 食事券は紙と電子の2種類あり、来年1月末まで販売する。紙は専用サイト「Go To Eat キャンペーン おきなわ」から事前申し込みが必要。手続き後、紙の食事券は沖縄ファミリーマート店内の「ファミポート」で購入する。電子の食事券はサイト内からカード決済で取得する。 県飲食業生活衛生同業組合の鈴木洋一理事長は「感染者の増加で先週あたりから客数が落ち込んでいる。飲食券の開始は利用の大きな起爆剤となる」と歓迎する。ただ、飲食店でクラスターが発生すると、致命的な状況になるとして「感染予防対策の徹底が重要だ」と指摘。県が掲げる「飲食は5人未満で2時間以内」の客への呼び掛けのほか、従業員のマスクやフェースガードの着用、換気などの徹底を、店舗に求めていくとした。 発券の問い合わせは、キャンペーン事務局、電話098(993)9376。