「コロナに青春を奪わせない」高校生がオンライン文化祭開催、花火にネットで反響
新型コロナウイルスの影響により、私の学校では学園全体で行われる文化祭が中止となりました。そんな中、私たちは「コロナに青春を奪わせない!」を合言葉に奮起して、白木祭という新たなオンライン文化祭を実施しました。実行委員長の大滝理央さん(2年)、副委員長のタッカー彩さん(2年)にインタビュー。私たちの挑戦を紹介します。(高校生記者・佐々木菜緒=相模女子大学高等部2年)
110万円の寄付金集め花火打ち上げ
―白木祭という名前の由来は? 大滝 学校の象徴であるマーガレットとよく似た、ノースポールという花の和名から取りました。また「白木」とは皮を削っただけで何も塗られていない、地のままの木のことを指します。 毎年行われている相生祭という皮を削り、私たちで新しい色に染め上げていこうという意味を込めて名付けました。
―花火打ち上げのために、クラウドファンディングにも挑戦しましたね。 タッカー 相生祭では、毎年花火が上げられています。今年度は白木祭生配信のフィナーレとして、花火の打ち上げを学校の手を借りず、自分たちの力だけで行いたいと思い、クラウドファンディングに挑戦することにしました。 集まるか不安になりながらスタートしましたが、地域の方々や卒業生など、たくさんの方に寄付していただくことができました。1週間後には目標金額の60万円、最終的には約110万円の寄付金が集まりました!
ちらしに商店街のクーポンを
―地域との連携もポイントですよね。 大滝 地域連携では、白木祭のチラシの裏面に、地元・相模大野の各商店街から2店舗ずつクーポンを掲載させていただきました。チラシは計15000部発行しました。 CMの作成も行い、1月27日の生配信の際に放映しました。 印刷の業者さんも地域の方。商店街の皆さまにはとても応援していただき、うれしいかぎりです!
―当日の反響は? タッカー YouTubeのコメント欄で「花火キレイでした」や「ありがとうございました」などといった言葉がたくさんあり、とてもうれしかったです! また、SNSで「花火が上がってる!」や「冬の花火いいね~」などの声があり、花火の打ち上げを知らなかった方も喜んでくれました。