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三谷幸喜氏最新作「大地」 銅鑼を鳴らして幕開け、3密避ける工夫随所に

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スポーツ報知

 俳優の大泉洋(47)が1日、東京・渋谷のPARCO劇場で三谷幸喜氏(58)最新作の舞台「大地(Social Distancing Version)」(8月8日まで)の公開フォトコールを行った。  同作は東欧州にある架空の国を舞台にした群像劇。独裁者によって娯楽そのものが禁止された社会で、エンターテインメントに携わる人間たちは地方の農場に強制的に集められ、共同生活を送りながら働かされていた―。  作・演出の三谷氏は「大泉洋が雨男で、こういうことになると思っていましたが、見事に大雨…で初日を迎えました」と冗談交じりにあいさつ。コロナ禍とあって「舞台俳優たちは演劇に携わることができなくて、演劇関係者も苦労している。それと同じような設定。本を書いて考えたのは去年なんですけど、何という先見の明…。我ながら驚いています」と“三谷節”を交えて話した。  「ソーシャルディスタンスバージョン」と銘打ち、3密を避ける工夫をしたという。「部屋の中という設定だけど、換気がいいように壁はスケスケに。俳優が互いに近寄らないように、近付かないなら近付かないなりの意味を付けています」と説明。大泉と竜星涼(27)が言い合うシーンは胸ぐらをつかむなどはせず、枕を投げる設定に変更。「接近しないでどうやってケンカをするか、そこも見どころになっています」と語った。  4月のPARCO劇場オープニング・シリーズ第1弾「ピサロ」(渡辺謙主演)が中止になり、約3か月ぶりにPARCO劇場再開の第一歩を踏み出す。  三谷氏は「(満足に)芝居のできない状況ではありますけど、必ずまた芝居ができる。いつもの状態に戻りたいと思っています。僕らはその先陣を切ることになりました」。今作では銅鑼(どら)を鳴らして幕が開けるが、1924年に開設した日本初の新劇専門の小劇場・築地小劇場を引き合いに「これが現代劇のスタートと言われている。その時にドラを鳴らして幕が上がった、舞台が始まったと言われている。今回、最初は銅鑼の音から始めています」。演劇界全体の“新たなスタート”の意味合いを込めた。

報知新聞社

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