竹田麗央、2位キープ 今季国内メジャー3勝目へ「最終戦なので、悔いのないゴルフを」/国内女子ゴルフ
JLPGAツアー選手権リコー杯第3日(23日、宮崎・宮崎CC=6497ヤード、パー72)今季最終戦の国内メジャー大会。今季8勝で年間女王の竹田麗央(21)=ヤマエグループHD=が69で回り、通算9アンダーで2位をキープ。首位と3打差から、逆転での今季国内メジャー3勝目を狙う。69で回った桑木志帆(21)=大和ハウス工業=が通算12アンダーで初日からの単独首位を守った。 首位の桑木との差は前日と変わらず3打。竹田は「1打差くらいにはしたかった。思い切って攻められなかった」と悔やんだが、粘って優勝への望みはつないだ。 2番と5番でともに2メートルのパーパットを外してボギー。桑木との差は一時6打まで開いた。しかし9、13、16番でバーディー。18番(パー4)は残り169ヤードの第2打をピンそば50センチにつけ、バーディーで締めた。 今季8勝のうち、最終日に3打差を逆転しての優勝が3度。2018年の申ジエ以来2人目、日本選手では初の同一シーズンでの国内メジャー3冠は、十分射程圏内だ。 「最終戦なので、悔いのないゴルフをしたい。前半から差を詰めていきたい」。初の年間女王に輝き、来季の米ツアー出場権もつかんだ激動のシーズンも、残り18ホール。竹田が飛躍の1年の最後を飾る。(鈴木和希)