乱闘寸前 日本ハム・新庄監督が怒り狂うオリックス・杉本を笑顔にさせた
(パ・リーグ、オリックス-日本ハム、18回戦、6日、京セラ)乱闘寸前の不穏な空気を、日本ハム・新庄剛志監督(50)が収束させた。三回にオリックス・杉本裕太郎外野手(31)が日本ハム・田中瑛斗投手(23)から一回に続き2打席連続の死球を受けると、叫び声を上げてマウンドに向かって歩み寄る。両軍ベンチからも選手が飛び出したが、杉本は怒りの表情で一塁ベースに向かった。 ここで新庄監督が異例の行動。一塁ベース上の杉本のところまでわざわざ歩み寄り、何やら声を掛けてボディタッチ。杉本の表情は一瞬にして和らぎ、笑顔を見せた。新庄監督は三塁側ベンチに引き上げる際には次打者の宗にも声を掛けると、宗も笑顔満開。 乱闘は回避されたが、直後に球審から両軍に対して「警告試合」が宣告された。