テイラー・スウィフト、コンサートテロ未遂事件の容疑者が会場で働いていた
テイラー・スウィフトのコンサートテロ未遂事件の容疑者が、その数日前からこの会場で働いていたことが明らかになった。8日(木)から3日間、オーストリアのウィーンで予定されていたテイラーの公演は、テロ計画が確認されたとして中止となっていた。 【写真】テイラー・スウィフト、ゴールデングローブ賞授賞式に出席 当局は、容疑者の17歳の少年が、その数日前から会場であったエルンスト・ハッペル・シュターディオンで働き始めていたことを発表している。現場近くで逮捕に至った容疑者は、会場でサービスを提供する設備会社に雇われていたという。 一方で、19歳の容疑者も逮捕されており、地元当局によれば、容疑者は自らの命を絶ち、「今日か明日のどちらかのコンサートに集まった大勢の観衆」を殺したいと考えていたそうで、過激派組織イスラム国(IS)のグループに関与していると思われている。 コンサートの主催者バラクーダ・ミュージックは、インスタグラムに投稿した声明の中で次のように述べていた。 「テイラー・スウィフトの『ジ・エラズ・ツアー』ウィーン公演は、政府当局によるテロ攻撃計画の確認により中止となりました。エルンスト・ハッペル・シュターディオンでテロ攻撃が計画されていることを政府当局が確認したため、皆様の安全のため予定されていた3公演を中止せざるを得なくなりました」 警察の捜査は、容疑者の1人が暮らしていたテルニッツを中心に行われており、19歳の容疑者逮捕された後、町の住民の半分が避難させられる中、家宅捜査が行われた。そこではなんらかの「化学物質」が発見され、現在検査中であると発表されているほか、テロ計画についての詳細も明らかになったとされている。