口座をロックされた…息子装う詐欺電話、信じた母親被害 同じ市内の女性も詐欺被害 別々の犯行グループか
埼玉県の岩槻署は20日、蓮田市の高齢女性2人が手渡し詐欺で、それぞれ現金113万円とキャッシュカード3枚をだまし取られたと発表した。カードを利用して現金100万円が引き出されているという。 同署によると、19日午後5時25分ごろから数回、無職女性(78)方に都内に住む50代の長男を装う男らから「大事なカードがなくなった」「口座をロックされ、違約金を払わなければいけない」などと電話があった。信じた女性は同日午後7時50分ごろ、自宅を訪れた長男の会社の先輩を装う男に現金113万円を手渡した。 別の無職女性(81)は市役所職員らを名乗る男らからの「還付金を支払います」という電話の内容を信じて、19日午前11時半ごろ、自宅を訪れた金融機関職員を名乗る男にカード3枚を手渡した。 だましの文言が違うことなどから、別々のグループの可能性があるとみて、署で調べている。