日本ハム・吉田輝星、RUNで先発つかむ!12日誕生日“ハタチの誓い”「めっちゃ走りたい」
夏の甲子園100回大会など2018年の高校野球を盛り上げた00年度生まれの「ミレニアム世代」が11日、成人の日を迎えた。秋田・金足農高で同大会準優勝を果たした日本ハム・吉田輝星投手は、12日が20歳の誕生日。沖縄・名護市での自主トレーニング後にオンライン取材に応じ“ハタチの誓い”を立てた。先発ローテーション定着へ走り込みを徹底しており、初実戦となる2月7日の紅白戦登板にも意欲を示した。 新シーズンへ、吉田が力強く“ハタチの誓い”を口にした。 「大人の階段を昇る。今年は一年間しっかり1軍で活躍して、良い活躍を届けられるように。去年勝てなかったので、たくさん勝てるようにしたい」 出身地、秋田・潟上市の成人式は例年8月に実施されるが、吉田の世代は新型コロナウイルス感染拡大の影響で1年間延期に。秋田・金足農高で2018年夏の甲子園大会に準優勝し“旋風”を巻き起こした右腕は、9日から自主トレを行う沖縄で取材に応じた。 ドラフト1位で入団した1年目にプロ初勝利を挙げたものの、2年目の昨季は5試合で0勝2敗、防御率8・41に終わった。3年目の今季の目標は次なる1勝、そして一年間を通じた先発ローテ定着だ。 年末年始は秋田の実家に3週間ほど帰省。ほとんど休まず走り込んで下半身を鍛え「練習量はこれまでの2、3倍くらい。1試合を投げ切れるように」とスタミナ強化を図ってきた。 この日は早くも今年初めてブルペンに入り、捕手を立たせて20球ほど投げ「この感じで、ちょっとずつ強めに投げていけたら」と手応え。先発枠入りのアピールへ「しっかり今年の投球を見せられれば」と、キャンプでの初実戦となる2月7日の紅白戦登板にも名乗りを上げた。 誕生日当日は「(自分への)プレゼントで、めっちゃ走りたい」と吉田。真価が問われるプロ3年目へ、20歳の心は熱い。(石井孝尚)