池端杏慈、『矢野くんの普通の日々』撮影秘話「八木勇征さんの写真で手作りお面を作って練習」
10代の方には絶対に共感してもらえる作品
──矢野くんを演じた八木勇征さんにはどんな印象がありますか? 池端 優しくて大人な方という印象がある反面、ピュアなところもあるなと感じました。4月2日に撮影があったので、エイプリルフールエピソードのつもりで「昨日卵を割ったら中からひよこが出てきました」って言ってみたら「マジですか!?」って信じてくれて(笑)。 そんな八木さんを中心に、本当にほんわかとした現場でした。リアルとは違うもう一つの青春を生きられた気がして、キュンキュンもするし、10代の方には絶対に共感してもらえる作品になったんじゃないかなと思います。 ──前髪を焦がしてしまってデコ出しスタイルになったり、劇中で清子としてのヘアスタイルも変わりますよね。 池端 前髪を作ったのは8年か9年ぶりくらいでした。でもこの髪型こそが清子ちゃんのトレードマークなので、とても好きです! 他にもお祭りに行く場面で、浴衣を着て高い位置でお団子ヘアにして、可愛いアクセサリーをつけられたところもお気に入りです。 ──ちなみに、長らく額を出していたことにこだわりは? 池端 なんとなく「前髪がない方が楽かな」と思って伸ばし続けていたら気に入ってしまって。撮影が終わってからまた伸ばしているんですけど、いろんなスタイルを試してみたいなと思います。 ──吉田さんが矢野くんとデートに行く場面で、ファッションに悩んでいろいろな服装を試すシーンもありましたね。 池端 楽しかったです。本編には採用されなかったんですが、お母さんの服を借りた設定で、バブル時代の洋服を着て堂々をポーズしたりするシーンもあったんですよ。清子ちゃんはガーリーなファッションですが、私はラフなボトムスに上はスレンダーな服を合わせることが多いので、なかなか着られない装いもできて新鮮でした。 (取材・文/大宮高史)
大宮高史