やはりレベルが違う!? J1→J2移籍で大活躍した選手(10)18得点に関与!? 完全に一皮むけた点取り屋
日本でトップレベルの選手が集うJ1リーグのクラブでは、さまざまな理由からピッチに立つことができない選手も多々いる。そんな選手が出場機会を求めてJ2のクラブへ行った途端に活躍するケースは少なくない。そこで今回は、J1からJ2への移籍で改めて自身の価値を証明している選手をピックアップして紹介する。※データは12月5日時点の『transfermarkt』を参照、スタッツは『jleague.co』を参照。
FW:中島元彦(ベガルタ仙台) 生年月日:1999年4月18日 前所属クラブ:セレッソ大阪 2024リーグ戦成績:38試合13得点5アシスト セレッソ大阪の下部組織で育った中島元彦は、2018年にトップチーム昇格を果たしたが、その後出場機会に恵まれず、2022シーズン途中から期限付き移籍でベガルタ仙台に加入。今シーズンは、完全に一皮むけた印象を受ける。 中島は仙台加入当初、ボランチでの出場が多かったが、2023シーズンからはより攻撃的なポジションでの起用が増え、徐々に頭角を現した。2023シーズンのJ2で6得点5アシストと上々の結果を残していたが、今シーズンは13得点5アシストで、得点もアシストもチームトップの数字を記録した。 得点関与以外にも中島は攻撃の様々な役割を担っている。スルーパス数103回(リーグ2位)、枠内シュート42本(リーグ3位)と、得点だけでなくチャンスメイクの面でも抜群の存在感を発揮。守備でもアグレッシブなプレーを見せ、ファンからの評価を高め、シーズン終了後にはサポーター投票でチームの年間MVPに選出された。 J2で6位となった仙台はJ1昇格プレーオフ準決勝でV・ファーレン長崎と対戦。この試合でも中島は大活躍を見せた。PKで先制点を奪うと、3-1で迎えた終了間際にはダメ押しゴールを記録し、チームを決勝に導いた。 仙台が決勝でファジアーノ岡山を下してJ1昇格を決めるようなことがあれば、中島のファンからの信頼はより絶大なものになるはずだ。
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