「最高な土地 見つけました~♪」 AMEMIYAさん、やくの高原まつり盛り上げ
第32回やくの高原まつり(実行委員会主催)が25日、京都府福知山市夜久野町小倉の国道沿い、旧ドライブインやく横の芝生広場で開かれた。行く夏を惜しむ夜久野高原の恒例イベントで、模擬店や多彩なステージ発表のほか、スペシャルゲストとしてお笑い芸人のAMEMIYAさんのライブがあり、24日の前夜祭も含めて、会場には延べ約8千人(主催者発表)が訪れた。 25日の本祭のステージでは、夜久野中学校音楽部がオープニングを飾り、のど自慢大会「やくの高原スター誕生」、市内在住のミュージカル女優・花岡麻里名さんプロデュースの子どもチームによるダンスなどがあった。 ステージのトリは、歌ネタで活躍するAMEMIYAさんのスペシャルライブ。ギターを鳴らしながら観客の手拍子に迎えられて登場。「子どもの頃からやくの高原まつりで歌いたかった」と話して笑いを誘い、テレビ番組で作った歌や聞きなじみのあるCMソングをアレンジしたネタなどを披露し、会場を盛り上げた。 途中でステージから降りて、前触れなくクイズ大会を開催。「出演した日清シスコのCMソングは」「AMEMIYAが好きな夜久野の食材は」といった問題を出題し、子どもたちがステージ前に出て回答。正解するとサイン入りのプレゼントが手渡され、子どもたちは大喜びしていた。 終盤に代名詞とも言える鉄板ネタ「冷やし中華はじめました」を全力で歌ったり、ハーモニカでメロディーを奏でたりし、観客も一緒に声に出して会場が一体となった。最後に夜久野の特産品や福知山の良いところなどをフレーズに取り入れながら歌い、「最高な土地、夜久野見つけました」と締めくくり、会場は興奮の渦に包まれ、大きな拍手が送られた。 まつりは福知山の西の玄関口にあたる夜久野高原を舞台に、市の観光、文化、産業の発展に寄与しようと毎年開催。これまで会場や駐車場として使用していたドライブインやくのが今年3月末に閉店したが、運営会社の承諾を得て、今回は従来通りの利用が可能となった。 25日は途中で警報が発令されるほどの大雨に見舞われ、一部プログラムを変更するなどしたが、スペシャルライブのころには上がり、来場者が楽しいひと時を過ごした。