楽天ルーキー早川、癖を見抜かれ…大量安打献上 変化球の時、腕の振りが緩み「合わせられた」
◇7日 オープン戦 中日3ー2楽天(バンテリンドームナゴヤ) 名古屋の地で手痛い思いをした。楽天先発の早川隆久投手(22)=早大=は4イニングを投げて被安打8、3失点。うち6本の安打が変化球を捉えられたもので、ルーキー左腕は「打ち取りたいという時にボールが高いのと、腕が緩んでしまった分、合わせられた」と反省した。 【写真】早大時代の早川にダルビッシュ驚いた「左で155km/hって」 初回、先頭の大島をこの日最速の149キロで見逃し三振に仕留めるなど、直球は良かった。だが、変化球を投げる時、腕の振りが緩む癖を見抜かれた。2回は変化球をことごとく打たれて1失点。4回は球威が落ちたところを平田、木下拓らに痛打され、勝ち越しを許した。 投げ合った沢村賞投手・大野雄からも学んだ。「変化球が真っすぐと同じ軌道でバッターを低めで振らしているのが打たれない秘訣(ひけつ)。ピンチになっても変わらずていねいに低めに投げ、進塁打を許しても必ずアウト一つ取るスタイルは見習っていかないと」と話した。 石井一久監督は早川を28日の日本ハムとの開幕シリーズ3戦目(楽天生命パーク)の先発候補に挙げ「もう一回投げてから正式に言いたい」と話した。注目ルーキーはこの日の失敗を修正しながら、デビュー戦へ向けて仕上げていく。
中日スポーツ