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“タコのように振る”スウィングでバーディ量産!? 渋野日向子の初日のプレーをプロがレポート

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渡米後3戦目「ショップライトLPGAクラシック」の初日、渋野日向子は前半5アンダー、後半2オーバーでトータル3アンダー、22位タイでフィニッシュ。プロゴルファー・中村 修がレポート。 渋野日向子のドライバー連続写真はコチラから

女子メジャー「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」を翌週に控え、今週は4日間競技に変更になった「ショップライトLPGAクラシック」です。 会場はニューヨークから車で約2時間南に下った海のそばシービューGC。6190ヤードパー71と距離は短く、フラットなコースです。グリーンが柔らかくアイアンで着弾するとスピンで戻るため、スピンコントロールや戻ることを見越したマネジメントが必要になります。気温24度、湿度51%、風速3.0と半袖でプレーできるコンディションでした。 渋野日向子選手の10番スタートからの前半は1イーグル4バーディ1ボギーの5アンダーと好プレーでした。10番でチップインバーディ、11番ではクロスハンドから順手に戻したグリップで長いバーディパットを鎮めて連続バーディと最高の出だしです。 ドライバーやフェアウェイウッドのティショットはフェアウェイをキープし、2打目はピンを指します。1週間のオフを経て、ショットは変わらず好調をキープしています。 前半のハイライトは108ヤードと距離の短い17番と続く18番。17番は直接カップインするかというショットでバーディ、18番パー5では2オンし8メートルくらいのイーグルパットを決めます。前半はショット、パットともにキレていました。 ショットは切り返しでシャフトが体に巻きつくような、渋野選手独特の表現でいえば「タコのようなイメージ」のスウィングができる回数が増えて来ています。タコのなにがいいかというか、タコのようになる条件は力みがないこと。 力みがないことでタコのようなイメージで振ることができ、結果、距離のミス、左右のバラつきが減っています。渋野選手は「チャー・シュー・メーン」のイメージで振っていると話していますが、切り返しの「シュー」から、ダウンからフィニッシュにかけての「メーン」のつながりが、シーズン序盤に比べてだいぶスムーズになってきました。 ただ、後半は3番パー5でボギーを打ったことで流れを悪くしてしまいます。バーディもありましたが、6番でボギー、8番の短いパー4でダブルボギー。なにがなんでもバーディを奪いたい最終9番パー5で3、4メートルのバーディパットを決めて締めくくりました。 やはり後半の3番パー5でボギーを打ったことが流れを悪くしてしまいました。スタッツを確認すると、ショットは非常に良かったと思いますが、3回の3パットが響いています。 フェアウェイキープ率:85.7% パーオン率:77.7% パット数:30 パットはいいパットと悪いパットの差が激しかったです。ただ、クロスハンドを採用する前のようにパンチが入ってしまうことはほとんどなかったので、クロスハンドでの調整を経て、そこは上手く改善されていると思います。 一方、ラウンド後のコメントでは、マネジメントの成長を口にしました。 「狭いエリアのピンを狙うと、今まではグリーンを外してしまうところ、広いほうに打って行けました」 オープンウィークの間、100ヤード前後からピンを狙う練習を重ねてきたと言いますが、そのことが早速成果を現したのでしょう。後半の流れを取り戻す最後のバーディは、昨年見せてくれた渋野選手らしいバウンスバックになりました。 米女子ツアーの試合では、初日から前後左右にピンが振られます。そのピンに対して闇雲に突っ込むのではなく、しっかりバーディチャンスにつけられるように冷静なマネジメントができています。 上位に目をやれば、畑岡奈紗選手も7アンダー3位タイの好位置につけています。渋野選手は首位とは5打差がありますが、まだ初日。明日以降のプレーに期待しましょう。

プロゴルファー中村修

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