「ハンバーグの素」に頼りがちな娘。「割高」でも「時短」を重視する人が多いのでしょうか?
値上げのニュースが続く昨今、「節約」を意識する方が少なくないでしょう。一方で、節約よりも時短を重視する方もいるようです。 そこで本記事では、日本生活協同組合連合会が行ったアンケート結果を基に「節約と時短の意識」について深掘りします。「どのような節約を行っているのか」「時短を重視したい人はどれくらいいるのか」などについて解説しますので、ぜひ参考にしてください。 ▼4人家族で食費「月8万円」は高い? 1人当たりの“平均”もあわせて解説
若年層の約5割が時短を優先している
日本生活協同組合連合会が行った「『節約と値上げ』の意識についてのアンケート調査」に、「食品を買うときに、多少高くても買う理由になるものは?」との質問があります。 この質問に対する主な回答は、以下の通りです。 ・おいしい(71.3%) ・国産品(57.7%) ・添加物不使用または少ない(42.0%) ・時短できる(31.2%) ・摂りたい栄養素を含んでいる(29.9%) 上位を占める、「おいしい」「国産品」「添加物不使用・添加物が少ない」といった回答は、前年度同様にランクインしています。 一方で、「時短できる」も前年同様にランクインしていますが、20代と30代の回答率が約5割という結果でした。アンケートの結果からは「時短を意識して商品購入している若年層が、昨年よりも増加している」ことが読み取れます。 時短できる食品の例として、ハンバーグの素や麻婆豆腐の素など、肉や野菜に混ぜて火を通すだけで一品が完成する商品もあります。 ■ハンバーグヘルパーはどれくらい時短になる? 時短できる食品の一例として、「ハンバーグヘルパー」をご紹介します。ハンバーグヘルパーとは、約200円~300円で販売されているハンバーグの素で、4~5個ほど作れるものが2袋入っているケースが一般的です。 ハンバーグの素をひき肉に混ぜるだけで作れるため、少ない材料で済む点が魅力の一つでしょう。 本来ハンバーグには、みじん切りした玉ねぎやパン粉、卵や牛乳などを使うため、材料が多くなりがちです。材料をそろえるだけで、ハンバーグヘルパーの価格を超えてしまうかもしれません。 また、工程も多く、玉ねぎをみじん切りにして炒めたり、パン粉を牛乳に浸したりと時間がかかります。 一方ハンバーグヘルパーの場合は、水または牛乳と混ぜて1分ほど置いたあと、ひき肉と混ぜ合わせ、フライパンで約10分焼くだけのため、おそらく15分程度で完成するでしょう。すべて自分で作る場合は、15分で完成させるのは難しいため、大幅な時短になると考えられます。