今永昇太、メジャー1年目からの活躍を支えるダルビッシュの言葉
◆米大リーグ ドジャース3―6カブス(10日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム) カブス・今永昇太投手(31)は、大谷翔平投手(30)を3打数無安打に封じるなど7回3失点で13勝目(3敗)を挙げた。 * * * ダルビッシュの言葉が、メジャー1年目から13勝を挙げている今永を支えている。 ダルとは昨年のWBCでともに戦った。投手の年齢ではダルの次が今永となり会話をすることも多かった。メジャー挑戦前だった左腕の心に今でも残っているのは「素晴らしい選手と野球をやっていると、自分の中のリミットが外れて、自分の知らない力が出る瞬間がある」。WBC決勝で先発して2回1失点で流れをつくった左腕は、メジャーの大舞台でも輝きを放っている。 特にこの日のドジャース戦では、山本と投げ合い、大谷との日本人対決もあった。大きな注目を浴び、強力ド軍打線に立ち向かう不安もあったが「山本投手、大谷選手がいて、ドジャースの打線を抑えるために、チームが勝つために自分の知らない力が出たと思います」とこの試合でもダルの言葉が支えになった。侍ジャパンで過ごした時間は、今永にとってかけがえのない財産になっている。
報知新聞社