やんばる路に駄菓子あふれるマチヤグヮー 名護市久志・うさぎ屋、開店10年 語らいの場、観光客にも人気 沖縄
【名護】名護市久志の国道329号沿いで、閑静な地域と調和するようにたたずむマチヤグヮー「うさぎ屋商店」が開店から17日で10年を迎えた。店内では購入商品の飲食も可能で、住民など利用客らの語り合いの場にもなっている。 沖縄ヤギの可能性は無限大 臭くない!ヒージャーの好機到来、観光の目玉に? いい肉の日SP
素朴な山小屋仕立ての店舗は、1999年のえと・卯(う)年に、当初は居酒屋として開店した。卯年生まれの店主、崎原麗子さん(久志区)が「うさぎ屋」と名付けた。えとが一回りする12年間の営業を最初の目標にし、2011年の卯年まで居酒屋を続けた。別の場所にある区の共同売店の店主を勤めた後、14年に「うさぎ屋」をマチヤグヮーとして開店した。 店内は駄菓子にあふれる。SNSで取り上げられ、本土からの観光客も訪れる。客同士は店内のテーブルを利用して、購入商品で飲み食いして話に花を咲かせる「うたいのーし」を楽しむ。営業時間は原則、午前8時から午後8時。買い物に出かけることが困難な高齢者には牛乳1本から自宅へ配達し、住民との絆を育んでいる。電話0980(55)2536。 (池辺賢児通信員)
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