J1神戸、ベストメンバーで23日天皇杯関西決戦へ 吉田監督「優勝という形で終われたら」
天皇杯全日本選手権決勝が23日、東京・国立競技場で行われ、神戸とG大阪が71年ぶりの関西勢決勝に臨む。5大会ぶり2度目の優勝を狙う神戸は22日、神戸市内で非公開練習を行った。オンライン取材に応じた吉田孝行監督(47)は、出場が不安視されたFW大迫勇也(34)、DF酒井高徳(33)を含めたベストメンバーで挑むことを明かした。 関西決戦を前に役者がそろった。PK戦のメニューを組み込んだ練習後、吉田監督は5大会ぶりの戴冠をにらんだ。 「出る選手は全力でやってもらいたい。コンディションも含め、いつもと同じく現状のベスト(メンバー)で臨む」 10日の東京V戦ではベンチ外だったエースの大迫、酒井が19日の練習でチーム本隊に合流した。今季、G大阪とはリーグ戦で1分け1敗と苦戦したが、リベンジ態勢は整った。2019年度にクラブ初タイトルを獲得した思い入れがある大会。指揮官は「自分たちがやってきたことを出して、最後、優勝という形で終われたらいい」と力を込めた。 連覇に向けて残り2節で首位に立つリーグ戦との2冠を見据える神戸が、まずは賜杯を掲げる。(西垣戸理大)