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材料・部品・装備の「脱日本化」部分的に成功…非戦略物資の追加規制に備えるべき

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ハンギョレ新聞

日本の輸出規制から1年、主要部品の競争力の現在  供給の自立化・輸入先の多角化  フッ化水素、日本産の割合42%から9.5%に  SK、超高純度フッ化水素の量産に突入  フォトレジストも国産化本格的に始める    韓国政府「供給安定化に著しい進展」  日本の追加規制の危険性は依然として高く  100大品目は日本からの輸入依存率が70%    貿易協会「日本の輸出規制、一過性のものではなく  今後追加で規制対象になる可能性は高い」  技術・品質力の向上が課題に  「(日本の輸出規制に対応しながら)これまで試みることさえ難しかった壁に果敢に挑戦する勇気を持てるようになり、いざやってみたらできたという経験と自信も得た」(ソン・ユンモ産業通商資源部長官、5月11日「第2回ポストコロナ産業戦略対話」)  韓国政府の公式評価によると、日本の部品・材料の輸出規制以降、材料・部品・装備の主要100品目にわたり「脱日本」、つまり国産供給の自立化に向けた総力戦を過去1年間繰り広げてきた結果、「実質的な供給の安定化に目に見える進展があった」という。ただし、日本の挑発以降、韓日両国の対立は依然として激化しており、「日本依存型の非敏感品目戦略物資」に対して日本が追加規制に乗り出す可能性に備えなければならないという声もあがっている。 ■日本製フッ化水素ガスの割合9.5%  政府と貿易協会側の話によると、まず日本の輸出規制以降、日本への依存度の高い半導体・ディスプレイ産業で当初懸念されていた大きな生産支障は発生しなかった。貿易協会の集計によると、日本の輸出規制3大品目のうち、半導体製造工程に使用されるフッ化水素ガスは、昨年7月~今年5月(規制後)の日本産輸入額(700万ドル)は、2018年7月~2019年5月(規制前・6300万ドル)に比べ89.4%減少した。フッ化水素は海外依存度が100%で、日本以外の地域の輸入先を多角化し、総輸入額のうち日本製の比重を規制前の42.4%から9.5%に大幅に下げた。中国製(規制後の輸入比重66.0%)および台湾製(21.9%)の輸入を増やし、日本製の輸入の減少分に代えた。国産化も急速に進められた。SKマテリアルズはフッ化水素の試作品開発に成功した後、今月(6月)から慶尚北道栄州(ヨンジュ)の工場で超高純度フッ化水素ガスの量産(生産規模15トン)に入った。  半導体製造工程に使われる感光材のフォトレジストも、国産化作業が本格化している。SKマテリアルズは2021年までに生産施設を竣工し、年間5万ガロン規模のフォトレジストを生産すると発表しており、米デュポン社から忠清南道天安(チョナン)にフォトレジスト開発・生産施設投資を誘致する成果も成し遂げた。サムスン電子は早速、輸入ルートをベルギー製に迂回することに成功した。日本の取引先の第三国合弁法人である。ベルギー製フォトレジストの輸入比重は、規制前の0.6%から規制後は7.0%へと10倍以上増えた。日本製の輸入額は規制前(2億6500万ドル、輸入比重92.8%)と規制後(2億7500万ドル、86.7%)で、大きな差はない。日本は昨年12月、この素材を特定包括許可対象に変更し、規制を一部緩和した。  フッ化ポリイミドも日本製の輸入額は規制前(2200万ドル、輸入比重92.7%)から規制後(3000万ドル、92%)となり、大きな変化はない。政府や業界が輸入先を多角化し、国産化に乗り出している中、日本もグループAから韓国を排除したものの、自国の輸出企業の被害を最小限に抑えるため、韓国市場への輸出を全面的に食い止めることはなかったものと見られる。これは韓日分業体制が構造的に損なわれているとはいえ、韓国が日本の材料・部品への依存から急に脱却するのは難しいことを示している。 ■日本の追加報復のリスクは残る  カギは技術・品質において韓国の材料・部品・装備関連企業が何年以内に日本産に追いつき、代替できるかだ。政府が選んだ「材料・部品・装備100大戦略品目」の技術水準は、先進国に比べ平均61%にとどまっており、半導体部品(38%)とディスプレイ部品(50%)はさらに低い。先進国との技術格差も装備(6.4年)、機械(4.9年)、電気電子部品(4.8年)、炭素ナノ材料(7.0年)、繊維素材(6.5年)などで遅れている。  日本が再び韓国に「輸出許可拒否」の矛先を向け、追加報復・挑発に出る可能性が残るのも危険要素といえる。貿易協会は同日、「日本の輸出規制から1年」と題する報告書で、「日本の輸出規制は特定品目に対する一過性の措置ではなく制度的・包括的であり、国内生産や代替が容易ではなく、日本への依存度の高い品目に集中している点に注目すべきだ」としたうえで、「日本からの輸入規模が100万ドルを上回り、日本からの輸入依存度70%以上の『100大品目』で、今後追加で輸出規制対象に指定される可能性が高い」と見通した。現在、戦略物資1120品目(敏感品目263品目、非敏感品目857品目)のうち、フォトレジスト、フッ化水素などの3品目を特別規制しているが、また別の「非敏感戦略物資」品目を特別規制対象に指定する可能性も排除できないということだ。 チョ・ゲワン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)

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