「医療のひっ迫を防ぎたい」自宅療養者に“支援金”給付を検討 秋田
日テレNEWS
止まらない新型コロナウイルス感染拡大の波。28日、全国の感染者は初の8万人を超えました。自宅療養者も増える中、秋田県では自宅療養者に対して、1人当たり“3万円程度”の支援金給付を検討中とのことです。 ◇ ◇ ◇ 埼玉・戸田市で28日午後、市の職員が車に段ボールを運び込んでいました。そして向かった先は、自宅療養者の家です。 市の職員 「福祉保健センターです。玄関の前に食料等置かせていただきましたので」 自宅療養者が急増している戸田市。食料などの支援物資やパルスオキシメーターを配送していました。多い日には100件近く回ることもあるといいます。 記者 「1回目(車に)積んだものは?」 戸田市の職員 「なくなりました。足りないのでいったん取りに行って、まだ行けてない世帯があると思うので」 職員を増やして対応していますが、負担は日に日に増えているといいます。 戸田市福祉保健センター 長谷川綾主幹 「かなりひっ迫した状況になっています」 倉庫備蓄している食料品についても── 戸田市福祉保健センター 長谷川綾主幹 「かなりの量が一日で出ていく状態なので、残りとしてはかなり厳しい状態にはなってきている。足りないようであれば、別の物資の購入も検討している」 ◇ ◇ ◇ こうしたなか、秋田県は無症状か軽症で自宅療養している人に対し、1人当たり3万円程度の支援金の給付を検討。 使い道は、家にいる時間が長くなることから、光熱費のほか、たとえば「買い物代行」や「自宅の除雪の代行」を依頼した際の費用などに充ててもらうことを想定しています。 なぜ、自宅療養者に対し、支援金の給付を検討しているのでしょうか── 秋田県 佐竹知事 「(自宅療養で)一般医療のひっ迫を防ごうという意味もあります」 ◇ ◇ ◇ 一方、大阪では初めて感染者が1万人を超えました。 大阪府 吉村知事 「今後さらに増えてくると思います」 止まらない感染拡大の波。全国の感染者は初めて8万人を超えました。重症者は前日から160人増え697人で、600人を超えるのは去年10月5日以来です。 (1月28日放送『news zero』より)