【漫画】もし“承認欲求”が満たされるサプリがあったら…あなたは飲む? 飲まない?
本当に認められることが可能なら、薬はいらないけれど…
“承認”を与えてくれるサプリメントが発売され、それを飲めば自分を認めて褒めてくれる声が頭のなかに鳴り響く世界。漫画家になりたい主人公は、その薬で充足感を得ています。心が満たされる反面、「本物の承認が得られれば、こんな薬に頼らなくても良いのに」とも考える主人公でしたが、ある日のこと……。 【マンガ】薬なしに“承認”を得られる日は訪れる? 本編を読む ねりけしさん(@nerikeshi_k)が、Twitterで『承認を与える薬の漫画』を公開しました。読者からは「感慨深くて好きです」「病んだときに読みたくなるストーリー」「かわいいけど切なくてかわいそう」といった、さまざまな感想が寄せられています。 作者のねりけしさんに、お話を聞きました。 ーーねりけしさんがマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。 昔から物語を作ってみたいなという思いはずっと持っていて、小説に挑戦したこともあったのですが、文章で話を表現したり、登場人物の気持ちを伝えることがあまりにも難しく、あきらめていました。最近になって、絵とセリフで描くマンガ形式なら表現しやすいんじゃないかと思い、挑戦してみたところしっくりきたので、それからはマンガを使っています。 ーー『承認を与える薬の漫画』のストーリーは、どのように思いついたのでしょうか。 自分が病気で薬を飲むようになって、とても過ごしやすくなった経験をしました。こんな小さい物質をとるだけで、こんなにいろいろなことが変わるんだなあと考えているなかで、承認する言葉が聞こえてくる薬があったら便利だろうな、と思ってお話にしました。 ーー“承認を与える薬”が本当にあったら、ねりけしさんは飲んでみたいですか? そういう言葉がずっと聞こえてくれば、ずっと満たされた気持ちでいられて幸せそうなので、飲んでみたいです。
ーー作品に対する読者からの反応で、特に印象に残った声があれば教えて下さい。 自分としてはちょっと都合の良いフィクションを書いたつもりだったのですが、「リアリティがある」という感想をいただき、うれしいとともに意外な気持ちになりました。自分が思っているよりも気持ちや表情がきちんと描けていたということなのかな、と解釈して喜んでいます。 ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか? 最も広くいろいろな方に読んでいただけるのがTwitterなので、何か描いたら積極的に公開していきたいです。今までの活動は、今回のように短くまとめた話が主だったのですが、これからはもう少し長いスパンで進む連載のようなかたちにも挑戦したいなと思います。
マグミクス編集部