富士通が8大会ぶり決勝進出 皇后杯全日本選手権/バスケ
バスケットボール女子の皇后杯全日本選手権は14日、東京・代々木第二体育館で準決勝を行い、第1試合で昨季Wリーグ女王の富士通が前回優勝のデンソーを59-56で下し、8大会ぶりの決勝進出を決めた。 昨季Wリーグ決勝と同じ顔合わせで、現時点でもWリーグ・プレミアの1位と2位とあって、事実上の決勝戦と目される一戦。序盤から両チームとも厳しい守備で相手に簡単には得点を許さず、ロースコアの展開になった。最初の得点は開始1分58秒での富士通・内尾聡菜のシュート。内尾はその後、さらに連続で2本のシュートを決めて7-0とする。出遅れたデンソーも中盤以降、木村亜美の3点シュートなどで追い上げる。 第1クオーターは富士通が16-14とリードして終えたが、第2クオーターに入るとデンソーが高田真希の連続シュートなどで21-20と一時逆転する。富士通はその後、江良萌香、赤木里帆らの得点で再逆転。町田瑠唯のアシストもさえ、31-26で前半を終えた。 後半に入るとデンソーが追撃。馬瓜エブリンの3点シュートを皮切りに高田、赤穂ひまわりが次々に得点し、33-33と同点に。その後、馬瓜が負傷して退場する場面があったが、富士通は宮沢夕貴、デンソーは高田が活躍して競り合いとなり、富士通の45-43で第3クオーターを終えた。 第4クオーターも富士通が町田、宮沢の連続3点シュートで点差を開くと、デンソーも高橋未来、川合麻衣が3点シュートを決めて食い下がる互角の展開。デンソーは残り1分で1点差に迫ったが、富士通は残り12.3秒で宮下希保が相手ファウルで得たフリースロー2本を入れ、勝負を決めた。