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コロナ下、変わる運動会 ネット配信や接触回避 鹿児島県内

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南日本新聞

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、鹿児島県内の小中高校の運動会や体育祭が「密」を避けたプログラムに様変わりしている。台風10号が北上を続けた5日、青空の下で運動会を開いた学校もあり、自宅から応援できるインターネット配信や午前中の短縮開催など工夫が見られた。 【写真】麻袋を使ったリレーをネット配信する生徒(手前)=鹿児島市の鹿児島大学付属中学校

 台風に備えて6日から1日早めて実施した鹿児島大学付属中学校(鹿児島市)。校庭や屋上には4台のカメラが並び、生徒らが競技を撮影し、ウェブ会議システム「Zoom(ズーム)」で各家庭や教室に配信した。  密集回避のため来場できる保護者は生徒1人につき1人。暑さを避け、各教室で配信映像を楽しむ姿も見られた。撮影を担当した1年平山瑛恒(えいこう)さんは「臨場感を出せるようにカメラを回した」。保護者の宮路ひろみさん(45)は「仕事で来られない夫も空いた時間に見られるのでありがたい」と笑顔を見せた。  27日に運動会を予定する児童数907人の寿北小学校(鹿屋市)は学年を三つに分け、50分ごとの「入れ替え形式」を採用。平田秀司教頭は「例年、3000人以上の保護者が集まるので規模を縮小するしかなかった。児童が充実感を持てるようサポートする」と語る。  各校は種目の選別にも知恵を絞る。午前中開催を決めた平尾小学校(長島町)は25種目を12種目に削減。密集する綱引きなどは外し、長縄跳びは個人の短縄跳びに変更する。宮ノ前香織校長は「安全を確保できるように職員で何度も話し合った」と明かす。

 阿久根市では、50歳を迎えた出身者「華の50歳組」の運動会参加を取りやめた。市の担当者は「一斉中止は初めて。県外からの帰省者も多いため断念した」と説明した。  8月末に開催した鹿児島中央高校(鹿児島市)はフォークダンスで、使い捨て手袋を着用するなどの対策を取った。ダンス部は接触の少ない振り付けを考案。3年の寺園悠希さんは「中止ではなく、工夫しながら楽しめたことに感謝したい」と話した。

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