静岡県が求めているリニア中央新幹線の期成同盟会入りについて、会長を務める愛知県の大村秀章知事はすべての都府県の同意が得られ、静岡県の加盟が決まったと明らかにしました。 愛知県　 大村秀章知事：「全ての県、都府県さんから、8都府県さんから『加盟に賛成です』と、加盟の時期、手続き等については会長に一任いたしますというお返事をいただきました」 　愛知県の大村知事は5日の定例会見で、静岡県のリニア新幹線の期成同盟会入りが事実上決まったことを明らかにしました。リニア新幹線の早期実現を目指す期成同盟会は、静岡県以外の沿線9都府県で組織され、6月に川勝知事は中部圏知事会議で加盟を再申請。その上で同盟会側に「現行ルートを前提に議論を進める」などと伝えていました。 　これに対し同盟会の会長を務める愛知県の大村知事は、加盟を認める意向を示し他の8都府県の意見を集約するとしていました。 大村知事：「改めて10都府県で意見交換する場を設けたいと考えております。引き続きリニア中央新幹線の早期開業に向けまして、10都府県で同じ方向を向いて協力して取り組んでいきたい」 　リニア新幹線をめぐっては、大井川の水問題を理由に静岡県が着工を認めていないことから静岡工区のみ未着工です。環境保全に関する国の有識者会議も開かれるなど、新たなフェーズを迎えました。