朝コーヒーでコロナ&インフルの季節を乗り切る、ポリフェノールに含まれる驚異の免疫UP効果
コーヒーの健康効果が改めて注目されている。免疫力を向上させることによって、風邪、コロナ、インフルエンザなどの予防が期待できるというのだ。 ■【画像あり】コーヒーに絶対入れてはいけない“代用品”とは この季節になんとも心強い話だが、信ぴょう性はいかほどか。管理栄養士でお食事のカウンセリングサロン『colan(コラン)』代表の上坂マチコ氏が解説してくれた。 「10年ほど前、国立がん研究センターが“コーヒーを飲む人は心疾患、脳血管疾患、呼吸器疾患などによる死亡リスクが下がる”と発表しました。そのあたりから本格的にコーヒーの健康面でのプラス効果が注目されるようになったんです。 ただ一方で、お医者さんの中にも“飲みすぎを考えると、カフェイン摂取は控えたほうがいい”と主張している人もいる。実際、世の中にはコーヒーばかり飲んでしまうという人もいますからね。自分の体調と相談しながら、“正しい飲み方”をすることが望まれます」(上坂氏)
■老化予防、血圧低下が期待できるコーヒーの成分とは
前出の管理栄養士・上坂氏がコーヒーを飲むメリットとして最初に挙げるのが、パフォーマンス効果の向上だ。特に朝飲むことで、体にはよりプラスに作用するという。 「カフェインの作用によって、頭が冴えます。朝食後にコーヒーを飲むと、眠気が冷めて頭がスッキリするような感覚は多くの人が経験しているのではないでしょうか。脳がシャキッと覚醒し、仕事や勉強がはかどるという面はあるはずです。 ただし、中には“カフェインによって夜、眠れなくなる”という人もいる。良質な睡眠という点から考えると、午後3時以降はコーヒーを飲まないほうがいいと私は考えています。もちろんこのへんは個人差もありますが」(前出の上坂氏) 睡眠の面からも“コーヒーは朝がベスト”というわけか。コーヒーの成分に目を向けるとポリフェノールが多く含まれているが、その効果について正しく理解している人は少ないかもしれない。 「ポリフェノールの一種にクロロゲン酸という成分があります。これは抗酸化作用が非常に高く、体のサビを予防すると指摘されているんですよ。つまり朝コーヒーによって、老化を予防したり、血圧を下げたり、体脂肪の減少も期待できるわけですね」(前同) 私たち人間は酸素を吸って二酸化炭素を排出している。食事で摂る栄養素のほか、呼吸で酸素を入れることでエネルギーに変えているのだ。ところがこのエネルギーを作る工程で、活性酸素と呼ばれる体にダメージを与える燃えカスのようなものができてしまう。 「活性酸素は細胞を酸化させて傷つける性質があるため、それによって老化が進んだり、様々な病気の原因となります。活性酸素は呼吸だけでなく、紫外線やストレスなどによっても増えるのですが、クロロゲン酸の抗酸化作用がこれをセーブしてくれるというわけです」(同)