シティグループ、リサーチグループ縮小-ESGアナリストなど削減
(ブルームバーグ): 米銀シティグループは環境・社会・企業統治(ESG)および気候に関するリポートを専門とするチームのアナリストを約5人減らした。事情に詳しい関係者が明らかにした。
未公表の情報だとしてが匿名を条件に述べたところによると、シティの「グローバル・パースペクティブズ・アンド・ソリューションズ」部門に所属していたアナリストらは先週末に退社した。シティ・グローバル・インサイツでサステナブルファイナンス責任者を務めていたジェーソン・チャネル氏も含まれているという。
アナリストたちは、気候、再生可能エネルギー、生物多様性、炭素市場などのトピックに関するリポートを作成していた。解雇されたアナリストらが作成するリポートは無償で顧客に提供していた。別のトピックを専門とするアナリストも複数解雇された。
チャネル氏はコメント要請に応じなかった。
シティの広報担当者は人事についてはコメントを控え、同行は顧客の「持続可能性への取り組み」を支援し、自社のネットゼロおよびサステナブルファイナンス目標を達成することに尽力していると説明した。
シティは、世界で約2万人、従業員の約8%に相当する人員削減計画を1月に発表しており、現在もその作業を進めている。 これまでに約1万1000人を削減した。
原題:Citigroup Cuts ESG Analyst Jobs as Research Group Trimmed(抜粋)
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Ishika Mookerjee, Alastair Marsh