日本人メジャーリーガー、歴代最高年俸ランキング キャリア晩年に海を渡った右腕(35位タイ)
今年も開幕を迎えた2022年シーズンのメジャーリーグ。近年はコロナ禍の影響を受けて選手の市場価格は低落していたが、昨オフには鈴木誠也外野手がメジャー挑戦を表明し、シカゴ・カブスと5年総額8500万ドルの日本人野手最高額で契約。2年ぶりに新たな日本人メジャーリーガーが誕生した。 【写真】トップは25億円超? 日本人メジャーリーガーの歴代最高年俸ランキング これから、歴代日本人メジャーリーガーの最高年俸ランキングを紹介していく。時代によって1ドルの価値が変化する様や、日米の年俸格差、そして成功した選手の存在が後続の選手らの契約に与える影響を感じることができるかもしれない。(※年俸は『BASEBALL REFERENCE』と『Spotrac』を参照。1ドル110円で統一した。)
35位タイ 小林雅英
最高年俸:300万ドル(約3億3000万円) 対象年度:2008、09年(クリーブランド・インディアンス〔現ガーディアンズ〕所属) 2007年オフにクリーブランド・インディアンス(現ガーディアンズ)とオプション付の2年総額625万ドルで契約した小林雅英。34歳とベテランの域に差し掛かった時期の挑戦となった。 1年目の08年はリリーフとして存在感を発揮。シーズン通してメジャーの舞台で腕を振った。最終的に57試合に登板し、4勝5敗6セーブ2ホールド、防御率4.53をマーク。左右別の相性を見ると、対左打者に防御率5.54と苦手意識が見られた。 09年もリリーフの一角として活躍が期待されたが、開幕から打ち込まれる場面が目立ち、早々にマイナー降格。以降のメジャー登板はなく、シーズン途中で契約解除の動きとなった。
ベースボールチャンネル編集部