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巨人・岡本、最年少「三冠王」の現実味 24歳誕生日を自ら祝う一発! 驚異の得点圏打率・857

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夕刊フジ

 若武者の進撃が止まらない。巨人・岡本和真内野手(24)は6月30日のDeNA戦(東京ドーム)で、5号ソロを含む4打数2安打2打点の活躍。リーグ単独トップの打率・475、12打点、トップタイの5本塁打と打撃3部門で首位に躍り出た。1982年に28歳10カ月で三冠王に輝いたロッテ・落合博満の記録を大幅に更新する、史上最年少での偉業達成はあるのか。(片岡将)  「自分のことでは何とも思わない。チームが勝てたことがうれしい」。4番の仕事を全うし、岡本は満足げだった。  1点を追う6回1死一、二塁では、相手2番手・国吉の外角低めカットボールに、手首をギリギリまで返さず右翼線に運ぶ同点打。原辰徳監督(61)を「技ありの一打というんでしょうかね」とうならせると、8回にはパワーの一発だ。4番手・エスコバーの156キロを完璧にとらえ、中堅左へたたき込んだ。  まだ10試合を終えた段階とはいえ、打撃3部門でトップに立った。本人も「まだ始まったばかり。何も思わない。成績も気にしていないですし」と素っ気なかったが、自身初の個人タイトル獲得に無関心なわけではない。むしろ逆で、2月の本紙単独インタビューでは「獲れるもんは全部獲る。そういう意識で頑張ります」と野心を隠さずぎらつかせていた。  技術的な裏付けもある。昨年から取り組んできたシンプルな打撃フォームは、緩い球を引き付けて強く打ち返す練習を連日、1時間以上も続けて磨き上げた。簡単には崩れそうもない。実際にオープン戦から打ちまくり、開幕が3カ月遅れても最高のスタートダッシュを決めてみせた。  アマ時代から打点へのこだわりは強く、もっか得点圏打率は驚異の・857。指揮官は「見ての通りですよ。いいスタートを切ってね、まさに若大将のごとくチームを引っ張ってくれている」と手放しで絶賛した。  この日が24歳の誕生日。試合前のミーティングでチームメートから祝福を受けても、「誕生日は自分で祝うものじゃないんで」と関心は薄かった。だが、周囲は年齢を意識せずにいられない。  今季三冠王なら、落合の28歳10カ月を大幅に塗り替える快挙。岡本が「足をポンと置いて、あれだけ力感なくバットを振っているのに、打球がスッと飛んでいく。ホンマにすごい」とあこがれる、米大リーグ・タイガースのミゲル・カブレラでさえ、メジャーで今世紀唯一の三冠王に輝いたのは29歳のシーズンだ。  コロナ禍で試合数は23減の120試合、さらに例年より開催期間も短縮され、ロケットスタートからの逃げ切りには好都合といえる。  広島・鈴木、ヤクルト・山田、DeNA・ソトらライバルとなる強打者は多いが、今季の岡本の打席には大きな夢を託したくなるだけの凄みがある。

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