誤表記で発売中止のビール、そのまま発売へ。「発売切望する声」応えてサッポロビールが発表
缶の英語表記で誤りがあったため発売中止になっていた「サッポロ 開拓使麦酒仕立て」について、サッポロビールは1月13日、ビールは廃棄にすることなく、「2月2日から発売する」と発表しました。表記ミスがあった缶はそのまま、この商品を販売するファミリーマートの店頭で、掲示物などで誤表記について説明する予定です。【BuzzFeed Japan/冨田 すみれ子】
誤表記があったのは、ファミリーマートと共同開発し、1月12日に発売予定だったビール「サッポロ 開拓使麦酒仕立て」の350ml缶と500ml缶。 全国のファミリーマート約1万6300店で数量限定で発売予定でしたが、「LAGER」のスペルが「LAGAR」になっていたとして、発売予定日4日前にあたる1月8日、発売中止を発表していました。 発売中止発表に対し、SNS上では「廃棄にしないで」「中身に問題がないなら、もったいないし販売して」との声があがっていました。 「LAGER」の表記で「E」が「A」になっていたため、「#EじゃなくてもAじゃないか(Eじゃなくてもええじゃないか)」との、だじゃれのハッシュタグもできていました。
「発売を切望する声など多数のご意見」「真摯に受け止め、発売中止の決定を取り消し」
サッポロビールは、1月13日午後5時に出したプレスリリースで、このように発売を発表しています。 「本商品の取扱いを心配される声や、発売を切望する声など多数のご意見が寄せられ、両社にて慎重に検討を重ねた結果、お客様のご意見を真摯に受け止め、発売中止の決定を取り消すことといたしました」 「2021年2月2日(火)に発売することを決定いたしましたのでお知らせいたします」 また、多くの人々から「廃棄にしないで」との声が寄せられたことについては、このように感謝を述べています。 「温かいご意見を頂きましたことに御礼申し上げますとともに、方針変更により多くのお客様にご迷惑をおかけいたしましたことを、心よりお詫び申し上げます」
店頭のポップなどで誤表記をお知らせ
サッポロビールの広報担当者はBuzzFeed Newsの取材に対し、缶は現状のまま販売し、「ファミリーマートの店頭にて、ポップなどの掲示物で誤表示について説明します」と話しました。 販売開始が2月2日と半月後になっているため、その期間で店頭で誤表記などについて説明する掲示物などを用意するということです。 発売開始のお知らせを受け、SNS上では「今年一番うれしい!」「再販調整は非常に難しかったと思う。これからもサッポロビールを愛しています」といった声が出ています。