富士通が17大会ぶり優勝へ王手 3大会連続準決勝で苦杯、連覇目指したデンソーに勝利 町田瑠唯が17得点10アシスト【バスケ皇后杯】
◆バスケットボール女子・皇后杯全日本選手権 富士通59―56デンソー(14日、東京・代々木第二体育館) ■〝リアル〟広瀬すずに困惑!?「どえらい可愛かった」【写真】 準決勝が行われ、2007年度大会以来、17大会ぶりの優勝を目指す富士通が連覇を狙ったデンソーに競り勝った。富士通のポイントガードの町田瑠唯はチーム最多の17得点10アシストを記録。過去3大会連続準決勝で苦杯をなめた相手から勝利を収めた。 初の4強入りを果たしていたアイシンはトヨタ自動車に58―56で勝利。15日の決勝カードは富士通―アイシン。 巧みなゲームメークに加え、要所で鋭いドライブなどを披露して、頂点まであと1勝にチームを導いた。昨年はWリーグを制した一方で、皇后杯では準決勝でデンソーに敗れていた。「ここ何年もこの準決勝で敗れてましたし、それこそデンソーさんにずっと負けて決勝に進めていなかった。まずここをクリアできたことは、チームとして自信になった」と町田はうなずいた。 チームは林咲希(福岡県糸島市出身)を負傷で欠く中での戦いが続いている。それだけにより得点への意識をより強く持ち、町田はコートに立つ。そんな司令塔をテーブス監督は「林選手が今出ていないから、町田がいつもよりも得点を取りにいかないとだめ。本人ともよく話している彼女かタイムリーなレイアップなどを決めてくれた。さすが町田です」とたたえた。 チームの今季の目標はWリーグの連覇と皇后杯の戴冠による「2冠」だ。町田は「きょうは富士通らしいバスケと言えばそうじゃなかった。まだまだできることもあったと思うし、富士通らしさというのは出しきれてなかった。そこはもう1回反省して、修正して、自分たちのやるべきことをしっかりやっていきたい」と勝ってかぶとの緒を引き締めて、悲願の頂点を見据えた。 ◆富士通・直近5大会の皇后杯成績 大 会 最終成績 最終試合スコアと相手 2020年度 8強 59―78 ENEOS 21年度 4強 53―70 デンソー 22年度 4強 56―74 デンソー 23年度 4強 63―85 デンソー 24年度 ? ? アイシン
西日本新聞社