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ジャニーズ事務所「大々的に求人募集」の目的と狙い 気になる給与と労働条件は?

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日刊ゲンダイDIGITAL

〈上質なエンターテインメントを創出し、世界中に笑顔と感動を! 意欲あるあなたのご応募をお待ちしています〉  ジャニーズ事務所がこんな文句で大々的に求人募集を始めたことで注目を集めている。求めているのは人事、総務、財務、経理など管理部門の正社員。“20~30代が活躍中”とわざわざ銘打っていることから、新卒や第二新卒の若手社員を欲しがっているようだ。 「ジャニーズ事務所のような人気タレントを抱える芸能プロダクションは縁故や紹介、もしくはファンクラブなどから人材を集めることが多い。今回はマネジャーではなく、管理部門とのことですが、当然、守らなくてはならない企業秘密がたくさんあります。なので少し驚きましたが、大胆に行動を起こした目的は思い切ってさまざまなシステムを変えようということでしょう。今月4日、創業当初から事務所運営を一手に担ってきた藤島メリー泰子氏が代表取締役を退き、名誉会長に就任しました。今後、メリー氏の実娘の藤島ジュリー景子社長と滝沢秀明副社長が経営のかじ取りをしていくことになります。会社の将来を見据えて、今から信頼できる若手スタッフを育てていこうということだと思います」(芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄氏)  募集要項で気になる条件面を見ると、給与は年俸400万円以上。ただし、“みなし残業”として月に59時間分の固定残業代9万3000円を含み、超過分は別途支給すると明記されている。  賞与は年2回。完全週休2日制で昇給もあるという。コロナ不況で内定を取り消された新卒・第二新卒、失職した20~30代の若手でエンタメ業界に興味ある人にとっては魅力的な求人募集だろう。  労働法務に詳しい麹町パートナーズ法律事務所の神戸靖一郎弁護士がこう言う。 「固定残業代の金額からすると基本給部分は時給1261円となる計算です。現在の東京都の最低賃金は1013円です。高いと思うか安いかは応募者の判断次第でしょう」  ただ、一般的に1カ月の“みなし残業”が60時間を超えると多い部類に入るといわれる。ジャニーズのみなし残業時間はそれを少し下回っているが、甘く見て応募すると思いの外、仕事がキツイと感じる人もいるかもしれない。

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