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電車のいすに放置されたビールの空き缶…高校生が拾ってみたら人生が変わった話

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高校生新聞オンライン

勇気を出して行動してみた経験について、高校生記者のなおさんに打ち明けてもらいました。

空いててラッキー…じゃなかった

ある日、私は駅のホームで電車を待っていました。前に並んでいるのは6人ほど。疲れていたので、なんとか座れたらいいなと思いながら電車に乗り込むと、扉のすぐ近くの端の席が空いていました。

ラッキー、と思いながら座ろうとしたとき、他の人たちが誰も座ろうとしなかった理由がわかりました。その席には、ビールの空き缶が放置されていたのです。

ビールの空き缶持ってうろうろ

私はどうしても座りたかったので、缶を拾い、ゴミ箱を探すため電車から出ました。しかし近くには、ゴミ箱も、ゴミ箱付きの自販機もありませんでした。

仕方なく缶を持ったまま車内に戻ると、缶があった席にはすでに別の人が座っていました。偶然にももう一つ空席を見つけたので、今度は缶を持ったまま席に座ろうとしました。最寄り駅で捨てればいいと思ったのです。

「勘違いされちゃうよ」

すると隣の席の男の人が、「女子高生がビールの缶を持っていると勘違いされてしまうから、捨てておいで。席は自分が見ているから」と声をかけてくれました。私の一連の動きを見ていたようです。私はその人にお礼を言って、空き缶を捨てに行きました。

電車に戻ると、男の人は自分の荷物を私の席に置いて、取ってくれていました。感謝の言葉を述べつつ座ると、「他の人のために行動したあなたに感動して、席を確保してあげようと思ったんだよ。素晴らしいことだ」と言ってくれました。

座りたかっただけ、でも「心がくすぐったい」

私の場合、ただ自分が席に座りたかっただけでした。でも、私の行動を見てそんなふうに思ってくれた人がいて、私のために動いてくれたんだと思うと、心がくすぐったくなりました。

引っ込み思案であまり積極的ではなかった私ですが、そのことがあってから、前から汚いと思っていた、部活でよく使うトイレを自ら掃除するなど、少し変われたと思います。

少しの勇気で、人は変われます。みなさんも周りを見て、困っている人がいたら声をかけてみるなど、何か行動してみてほしいです。(高校生記者・なお=2年)

高校生新聞

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