【カンボジア】主要空港で強化、エムポックスの監視
カンボジア保健省は、主要空港でのエムポックス(サル痘)の監視を強化している。地域で感染が拡大しているためだ。クメール・タイムズ(電子版)が28日伝えた。 27日に各空港での監視体制の強化を開始した。北西部シエムレアプ州のシエムレアプ・アンコール国際空港には赤外線体温測定器3台を設置した。感染の懸念のある旅行者には当局への連絡を呼びかけている。 エムポックスの感染拡大が懸念される中、チアン・ラー保健相は24日に通達を出し、国境近くに位置する州の知事にエムポックスをはじめとする感染症への監視を強化するよう指示した。カンボジアのエムポックスの累計感染者は20人だが、新型「クレード1b」は確認されておらず、死者も出ていない。 エムポックスを巡っては、世界保健機関(WHO)が14日、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」を宣言。多くの国が監視と感染防止策を強化している。