【県発注の工事めぐる官製談合事件】県庁内部の問題点は?有識者会議で議論【新潟】
県の新発田地域振興局発注の工事をめぐる官製談合事件を受け、その背景や県庁内部の問題点を話し合う有識者会議が開かれました。会議では、これまで現職の職員への聞き取り調査などを踏まえ、今後の具体的な対策などについて議論されてきました。 【動画】【県発注の工事めぐる官製談合事件】県庁内部の問題点は?有識者会議で議論【新潟】 4回目となる29日の会議では、法令を遵守できていないことなど内部統制に問題があったとして、報告書の骨子に盛り込む具体的な再発防止策などが話し合われました。 一方、有識者会議の中村葉志生座長は、職員へのヒアリングを踏まえ「県庁全体の組織風土は悪くない印象」と話し、今回の談合事件が「特殊な環境で特殊な事案だった」と述べました。 ■有識者会議 中村葉志生座長 「リスクの評価や対応、情報の共有が全くできていなかった。研修を強化すべきだが、研修する際の一工夫がいる。例えば必ずトップ・知事のメッセージを流すなどすると、効果があるのではという意見が出た。」 骨子は年内にも取りまとめ、県に提言する予定です。