今年のハロウィンは、どんちゃん騒ぎからアットホームなイベントに様変わり?
明日、10月31日はハロウィンです。例年、大勢の仮装した人々が渋谷に集まって警察官が投入されたり、有名テーマパークの様子などが報じられるのが秋の風物詩の1つとなりました。 しかし、今年は新型コロナウイルスの影響で各地でイベントが中止に。そのため、家でハロウィンを楽しむことを前提に、様々なアイテムがネットや店頭に並んでいます。果たして「おうちハロウィン」は定着するのでしょうか。
ハロウィンはどんなイメージ?
9月初め、楽天インサイト株式会社が20代から60代の男女1000人に「ハロウィンに関する調査」をインターネット上で実施。 調査結果を見ると、過半数がハロウィンが定着したと答えています。その一方で、約4分の1の人が「子どもと若者向けのイベント」と捉えていることも分かりました。 特に「ハロウィンに対する印象や思い」の設問では、季節行事として楽しむ割合が他の年代よりも高いのが20代~30代の女性。女性の若年層を中心にハロウィン文化が根付いていることがうかがえる結果です。 また、60代女性でも49.5%がハロウィンが日本に定着したと答えているなど、全般的に女性の認知度が高い傾向にあります。 その一方で、「ハロウィンが日本に定着している」と感じている40代以上の男性は4割を切っています。また、20代男性の20.5%が「不快に思う」とマイナスなイメージを持っているなど、ハロウィンの捉え方は世代間よりも性別によって大きく異なるようです。
飲食店でのパーティー開催は難しい
夏以降、「Go To トラベル」や「Go To イート」が連日のようにメディアで取り上げられ、観光業や外食産業にも回復の兆しが少しずつ見えてきました。 しかし、飲食店は少人数でのグループに限定、または店内に入る客数を減らすなどの対策をしている場合が多い中では”いつも通りお祭り騒ぎをする”のは難しいでしょう。 こうした社会情勢を踏まえ、今年は家でハロウィンパーティーをする人が増えると見られています。上述の楽天インサイトの調査でも、「今年のハロウィンの予定」に「予定あり」と回答した人が2019年は22.9%だったのに対し、今年は19.4%と減少しています。 しかし、予定のある人のうち「自宅でパーティーを開く」と答えた割合は昨年よりも10.3ポイント増加。同様に「自宅にハロウィンの装飾を行う」も3.5ポイント上昇しました。 さらにハロウィンの予定の中身を詳しく見ると、「ハロウィンの企画を行っているテーマパークに行く」「ハロウィンイベントに参加する」は軒並み減っています。 大型イベントが中止となっている影響もあり、今年のハロウィンでの行動は大きく様変わりしようとしています。