パ・リーグ唯一の3割打者「完璧に打てた」自画自賛の16号&17号 ソフトバンク近藤健介が「夏場に点を取って援護できたら」と力強く宣言
◆西武1―6ソフトバンク(13日、ベルーナドーム) 華麗な放物線を2度も描いた。ソフトバンクの近藤健介が今季3度目の1試合2発を含む、3打数3安打3打点の大暴れ。2日の日本ハム戦以来、9試合ぶりのアーチはどちらも「完璧に捉えることができた」と、まさに自画自賛した。 ■筋肉隆々!ちょんまげ又吉克樹【写真】 まずは1点を追う4回。渡邉勇太朗のカーブをすくい上げるように強振した瞬間、スタンドインを確信する同点の16号ソロ。小久保監督も「そのままいったら嫌だな、という中ですぐに追いついてくれた」とたたえる一振りだった。3点リードの7回には2番手田村伊知郎の直球を捉える右越え17号2ランで、相手を突き放した。 パ・リーグで唯一打率3割台を維持するが、7月は月間打率2割と極度の不振に陥った。8月に入って同打率は3割を超え、2日にはプロ13年目で初の2打席連発も記録。それでも打球が上がらず、強い打球が打てない状態に「ずれている感じがあった」。それだけに13日の1本目は「ここ最近思うような打撃できていなかったので、久々にいい感触だった」と完全復調を予感させた。 12安打6得点を記録するなど打線全体が活気づき、3連勝で優勝へのマジックを30に減らした。近藤は「投手陣に頑張ってもらっていると思っている。夏場に点を取って援護できたら」と力を込める。勝負の8月最大のヤマ場でもある9連戦のさなかだけに、強打の5番打者の言葉は頼もしい。(鬼塚淳乃介) 【#OTTOホークス情報】
西日本新聞社