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【豪雨災害】九州豪雨から1か月 廃棄物の山 終わらない後片づけにため息

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九州朝日放送

令和2年7月豪雨から1カ月。大牟田市役所では大雨特別警報が出された午後4時半に合わせて、黙とうがささげられた。同市では2人が死亡し、1852件の住宅が浸水。元の生活を取り戻すには、まだ長い時間が掛かりそうだ。

大雨の被害が大きかったみなと小学校近くでは、各家庭でいまだに片付け作業が続いている。ある一軒家では、平年よりも長かった梅雨の影響もあって床下がなかなか乾かず、業務用の扇風機で風を送り続けているという。作業をしていた本田かずみさんは「電気代がどれくらいになるのか怖いけれど、そんなこと言ってられないですよね。早く床下を乾かして、早く(生活を)再建しないと」と気丈に話す。

うず高く積まれた災害廃棄物

災害廃棄物の仮置き場となっている諏訪公園(同市)の駐車場では、平日でもおよそ90台の車が使えなくなったものを乗せて運んでくる。同市環境部の早川保章さんは「福岡市、久留米市、飯塚市にお願いして、処理を手伝ってもらっています。できるだけ早く、仮置き場の荷物を出したいと思っていますが、なかなか終わりの目途がたちません…」と話す。

被害額70万 気持ちを奮い立たせるが…

久留米市の枝豆農家・野村勝浩さんの畑では、収穫間近だった枝豆がすべて水に浸かった。約1か月後に再び訪れると、畑は何もない状態。被害額は約70万円に上ったが、豪雨に加えて梅雨が長く続き、次の作物に移れないという。「1年間のサイクルが狂うことによって、またひと作減収になる可能性がある。それが一番怖い。また来年も被災すると思うと、どうしても作業に力が入りません。来年は来年の風が吹くと考えておかないと…次の作物で取り返す気持ちを全面的に出していかないとだめだろうと思っています」と苦しい胸の内を打ち明けてくれた。

九州朝日放送

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