「性加害あったと認識」ジャニーズ事務所が会見9月7日(全文)※冒頭発言のみ
人生をかけてこの問題に取り組む
東山 この度、新しく事務所の代表となりました東山紀之です。まずは、喜多川氏の性加害を認め、ここで謝罪させていただきます。被害に遭われた方々、長きにわたり心身ともにつらい思いをさせたことを本当に申し訳なく思います。 今後はこの事実に真摯に向き合うため、私は年内をもって表舞台から引退をします。今後は人生をかけてこの問題に取り組んでいく覚悟であります。そしてこの場をお借りして、ファンの皆さま、取引先の皆さま、スタッフの皆さま、社会の皆さま、重ね重ねおわびを申し上げます。 なお、被害者の方々への誹謗中傷は、今後やめていただきたいと考えております。 今後、新しい事務所を作っていくために、私はまず第1に、特別チームの報告書の事実認定および提言を真摯に受け止め、被害者をはじめとする皆さまに深くお詫びを申し上げます。 被害者の方々の救済、補償、それを誠心誠意取り組ませていただくこと、それこそが全ての出発点だと考えております。特に特別チームの報告書では、喜多川氏による性加害が行われていた当時から、役職員の一部は性加害について見て見ぬふりをして何の対策もなかったと明言されております。事務所を代表して、被害者の皆さまに対し、まず、この点に関し、深く、深く、おわびを申し上げます。 また、被害者の方々に対しての補償につきましては、真摯に向き合って誠実に対応させていただきたいと考えております。 第2に、新しい事務所を作るための取り組みとして、私は新社長として、特別チームの事実認定および提言を踏まえて、外部からチーフコンプライアンスオフィサーを招聘し、人権侵害防止のための体制を整備することなど、二度とこうした問題が起こらないよう、徹底した再発防止策を考えていきます。そして、ガバナンスの再構築も行ってまいります。そして何より、ファンの皆さま、一生懸命頑張ってる全ての所属タレント、そのために失われた信頼を再び取り戻すべく、全力で務めてまいります。 喜多川氏が被害者の方に長きに渡って深い心身の傷を負わせてしまったこと、それで失った信頼を取り戻すのは大変時間がかかると思いますが、私はそのために今後の人生をかけ、そして命をかけ、この問題に取り組んでいきます。なにとぞ皆さんのご支援を再び賜りたく、できましたら、これまで以上に応援していただけたらありがたく思います。 (完)【書き起こし】ジャニーズ事務所が会見9月7日(全文)