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愛甲猛氏も証言「巨人・原監督」の超高額賭けゴルフ 愛車のトランクから100万円

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デイリー新潮

愛甲猛が明かす原監督との超高額賭けゴルフ(1/2)

 本誌(「週刊新潮」)7月2日号が報じた特集「原監督の常軌を逸した賭けゴルフ」に対し、巨人軍は“高額な賭けゴルフをした事実は一切ない”と全面否定した。が、過去はやすやすと消せるものではない。ロッテなどで活躍した愛甲猛氏が、原監督との“激闘ラウンド”を振り返った。  ***

「俺がまだロッテの現役だった1990年代の前半、原さんと一緒にラウンドしたことがある。でも、さすが“巨人のレート”には驚かされたね」  そう明かすのは、愛甲氏本人。80年、夏の甲子園で横浜高校のエースとして全国優勝の栄誉を手繰り寄せ、同年秋のドラフト1位でロッテに入団。東海大から巨人に進んだ原監督とは「ドラフト同期」という間柄である。  7月2日号の本誌では、原監督と十数年前から一緒にラウンドしてきた50代男性が、プレーでは「ラスベガス」と呼ばれるルールなどで100万円近くが動いていたと証言。これに対し、当の監督は、 〈俺、500円以上の賭けごとはしたことないよ〉 〈(「ラスベガス」ルールは)知るか、そんなもの〉  などと無関係を装い、また球団も、 〈知人と「ラスベガス」などといった高額な賭けゴルフをした事実は一切ありません〉  と、大見得を切ってみせた。が、そうした弁明も、あえなく覆されそうな気配である。というのも愛甲氏によれば、 「原さんとご一緒したそのコンペは、シーズンオフの恒例だった『12球団対抗ゴルフ』というテレビ番組の企画。原さんと俺、そして先輩選手2人の組はハンデなしの“スクラッチ組”で、ラウンドレポーターのたけし軍団が密着していた。でも、テレビの収録とはいえ、俺たち選手同士は当然のように“握って”いて、ルールは高額レートの『ラスベガス』だったんだ」  念のためおさらいすると、ラスベガスは数あるゴルフの“握り”の中でも最もギャンブル性が強く、点差もつきやすい「上級者」向け。1番打者と4番打者をペア(A組)にし、2番と3番が組む(B組)。A組が3打と4打で上がれば、多い方を一の位にして「34」。対してB組が4打と5打だったら「45」で、A組が11ポイントの勝ちとなる。  が、仮にA組がバーディを奪えば、B組は一の位と十の位をひっくり返さねばならず、またダブルパー(パー4で8打)を叩いた組は同じくひっくり返すなどの決まりもあり、負けると大きいのが特徴だ。愛甲氏が続ける。 「原さんは面白くて、年齢が4歳下でドラフト同期の俺に『おまえ契約金いくらだった?』と聞く。俺が『4800万円です。原さんは8千万円でしたよね』と言ったら、冗談なのか本気なのか『うん、手取りでな』って。ちなみに俺は税込み。ロッテからしたら、巨人は金持ち球団にしか見えなくて、実際にプレーの時にも原さんは『今日、ラス(ラスベガスの略)は500円でいいよな』と切り出した。1ポイント500円という意味で、俺のフトコロは正直、きつかったんだけど、同じ神奈川の先輩にそう言われたら仕方ない。その頃、ロッテでは1ポイント100円でしかやったことがなかったから“やっぱり巨人だなあ”と思ったんだ」  愛甲氏が金銭感覚の違いをいっそう痛感したのは、次のようなやり取りだった。 「プレー中に原さんが、平然と『この前、車を掃除していたらトランクから100万円出てきた』と言うんだ。何のための現金かは聞かなかったけど、まるでシートの裏に10円玉が落ちていたような感覚で言うものだから……」  肝心の勝敗については、 「俺はこの日、たしか終盤の17、18番でバーディを獲って、どうにか負けは免れたんだけど、原さんはプロ級の腕だし、気が気でなかったのを思い出す。ラウンド前にはロッカー室で、前の日にゴルフの“巨人阪神戦”でプレーした岡田(彰布)さんから『昨日はタツ(原監督)に散々やられたわ』と聞かされていたし、巨人のゴルフでは、それまでいろんな話を耳にしていたからね」  実際に愛甲氏の著書『球界の野良犬』(宝島社)には、こんな記述がある。 〈高給取りの多い巨人のゴルフは恐怖の「ラスベガス・ルール」。(中略)大負けしたN投手など、愛車のベンツを取られたほどだ。あまりに緊張しすぎて“ゴルフ・イップス(中略)”になってしまったE投手は、クラブを振り下ろせなくなってしまったという〉  NもEも巨人の一時代を築いた“怪物エース”。ともあれ、その恐怖のルールでのプレーを問われ「知るか」と吐き捨てていた人物が、選手会のコンペで「ラス」などと隠語めいた言い回しを口にしていたのだから不思議である。 (2)へつづく 「週刊新潮」2020年7月9日号 掲載

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